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kotoba日記                     小久保圭介

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梅はその日の難のがれ

2011年10月05日 | 生活
ヤクルト(正確にはチチヤスの乳製品)を、
朝、飲むようになってから、
風邪をひかなくなりました。
と書くと、
風邪をひいた、
と書けなくなってしまうのだけれど、
ずっと風邪をひいていないのだから、
やはり、
効果があるのかもしれません。
健康については、
映画「めがね」の中で、
「梅はその日の難のがれ」
と、
朝の食卓で、
梅干しを食べるシーンの時の、
セリフがあります。
そのことわざが残っていて、
最近は、朝、
僕も梅干しを食べて、
労働に出かけます。

でも、難はありました。
帰り、
地下鉄のホームで、椅子に座っているとき、
傘を忘れてしまいました。
気がついたのは、
電車がいくつも、
駅を踏んでいったあとです。
友達にもらった、
折りたたみ傘を、
ホームの椅子の横に立てかけて、
忘れてしまいました。
しょうがない、
降りた駅の改札口で、
事情を説明すると、
すぐに連絡をとってくれて、
傘が発見されるまでの10分ぐらい、
僕は改札口で、人の通過に、
迷惑にならぬよう、
立って待っていました。
「ありました。今から、取りにいきますか」
と駅員さん。
「できれば、明日も7時5分に到着するので、その時に」
と言うと、
「今日取りに行かないと、遺失物扱いになってしまう」
と駅員さん。
「そこを何とか」
と何度も言うと、
骨を折ってもらい、
何とかしてくれました。

後日談になりますけれど、
翌日、傘はきれいに畳まれて、
忘れた駅の駅長室で、
手に戻ってきました。
きれいに畳んでくれたのは、
誰だろうかな、
と、
気持ちの良い気分を、
朝から頂きました。
結局は、
「難のがれ」
になりました。
オジに言うと、
「小久保さんは偉い」
と言う。
「今時、傘ぐらいは誰も取りにいかない」
と言います。
僕はその布の折りたたみ傘が気に入っていたし、
鞄にも入る便利な生活具です。
梅干しのせいなのかな、
戻ってきて、
良かった。
それにしても、
僕は傘を本当によく失う。
どうしてだか、
判らないけれど。
オジの発言に加わって、
これからは、
忘れた傘は、
必ず、
取り戻そうと、
思います。
それが本来は、
当たり前の日常行為だった、
と、
思い出すことが、
できました。