kotoba日記                     小久保圭介

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分子生物学

2007年10月03日 | 生活



写真は、今日の空。
下は、シジミチョウ。

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郵政民営化で、
郵便屋さんの制服が変わった。
ずっと労働場あたりを自転車で、
素敵な帽子(ブルーとグリーンが混ざったような色)
を被っている郵便屋さんがいた。
その帽子は、とても年季が入っていて、
本当にかっこよかった。
その人の一部みたいに、
頭の上にいつもあった。
ところが、
民営化で、
その人は帽子を被ってはいなかった。
脱いだのだ、帽子を。
それを僕は寂しいと思った。
すぐそばで、その人が止まって、
郵便物をいつものように配りに行き、
戻ってきた。
「帽子、なくなったんですね」
と訊いてみたかった。
でも、訊かなかった。
たぶん、あの人、
家に大事にしまっている、
と僕は想像した。
帽子一つのことだけど、
本当に似合っていて、
長年被っていたのだろうから、
と僕は少し寂しがった。
ほどなく、
違うことを考えて、
帽子のことを、
忘れた。

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昨夜、『爆笑問題』がNHKの夜の11時からやっている、
とても面白い番組を見ていた。
今回のゲストは、分子生物学の先生。
「細胞は入れ替わらない。細胞内の分子が入れ替わる」
という話。
もう何年も前に、4パターンのDNAの組み合わせ次第で、
生物の種が変わる、という話を新聞か何かで見て、
驚いてkotoba日記でも書いた。
有機物だけじゃなく、
無機物もそうらしい。
石も草も動物も人間も、
すべて4パターンのDNA配列で構成されていて、
人類みな兄妹だと、言うけれど、
本当にそうらしい。有機物、無機物、すべて、というのが凄い。
アニミズムも、科学される、ってなもんじゃ。
昔、僕は石だったかもしれない。
その話が今回の番組でも言われていて、
それは分子のことなのだ、と。
ちゃんとうまく説明できないのですけど。。。

で、分子生物学の先生が、
こう言った。
「文体の問題です」
と。
つまり、「すべては流れている」
という現象は、ずっと昔に言われている。
そのことを、違う言い方で言う。ということを、
サイエンスの事柄として、言っていた。
この「文体を変えて」の言い方が、
もの凄く判りやすかった。
やっぱり、本当に判っている人は、
判りやすく人に説明できる、の典型だと思った。
ごめんなさい、僕は判らずじまいで、書いています。
でも、どうしても記しておきたかった。
面白かったから。

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鍵を首からぶらさげて、
歩いていく人を発見。
「鍵っ子」
と僕がオジに言うと、
「わしも同じことを言おうとしてた」
と相変わらず、我々は、
本当に同じ思考をすることが多い。

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アイスランドから来た旅行者、女性二人と立ち話。
適当な英語で。


コメント
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