kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

喜多の湯

2007年10月01日 | 生活
昨日、やっと本読みが終わった。かなり疲労。
ので、昨夜、
Nと久しぶりの銭湯『喜多の湯』へ。
Nはバイクで。
僕はバスで。
夜のバスにお風呂セットを持って、
乗る。
乗客は少なし。
で、何か聞こえる。
? と思って、車内を見て、聞き入っていると、
バスの運転手さん、マイクのスイッチをオンにしたままなのです。
で、「あー、ふー」とため息の声が車中に。
「ゴニョゴニョ」とか、独り言も。
バスのエンジンとかで、運転手さんは気が付かず、
少ない乗客は含み笑いをしていた人もいたけれど、
何か、うーん、僕も日曜の夜、暗い道を少ない客を乗せて、
労働していたら、あんなふうにぼそぼそ、
言っているに違いない。
僕をふくめた少ない乗客は、
何をひとりごちるのか、の好奇心と、
そういうこともあるよな、こういうこともあるよな、
疲れていて、スイッチを切り忘れていることもあるよな、
わかるよ、うん、
ってな感じで、
何故だか含み笑いも消え、
耳を澄まして、人の思いの「声」を、
聴いていたのでした。
幸い、次の駅でアナウンスがあって、
運転手さんはスイッチを切り忘れていたことに、
気が付いたのですけど、
僕らは何も聞いていないとばかり、
車窓を見て、無関心をよそおいました。
でも、ああいう本音の生の声って、
なんかね、とっても心地良いのです。
何をひとりごちていたのかは、
本当にわからなかったけど。

銭湯の食堂で、Nと
何か話しながら夕飯を食ったあと、
脱衣所へ。
かけ湯をしている時、「あー、ここに戻ってきた」
と思った。ここは本当にホッとする。
寝湯というのがあって、寝ころび、ちょろちょろ流れる湯が背中を流れる。
これがほんと、気持ち良い。っていうか、寝るのだ、本当に。
兎にも角にも、本読みが終わった。

今日は雨。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする