夏便り１

７０歳の布爺に、
「あれこれで云々で、もうなんだか・・・」
と僕が泣きを入れると、爺はこう言った。
「笑っても一日、泣いても一日、怒っても一日」
布爺は生きているのがしんどいので、過労死したいと言う。
どれだけ労働しても唐黷ﾈい。
「でもどうなっとんだよお、この体は」
と爺は丈夫な体と、僕に言う。
こういうネイティブアメリカンの酋長のような老人が少なくなった。
布爺は、もの凄くかっこいい。

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時々、思う。
実際のライブの方が良い音楽家、
ＣＤの方が良い音楽家。
ライブを「裸」だとする。
ＣＤを「服」とする。
裸の方が良いと思う時と、
服の方が良いと思う時。
そういうことをしばらく考えていた。

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夏至を過ぎれば日は短くなってくるけど、
今日は、「あ、日が短くなった」
と夕方、実感した。