今日は朝から蒸し暑かった。
僕もツバキノオジも塩を舐めていた。
朝礼後、今日はヒロシマに原爆が投下された日だから、
僕はヒロシマの方を向いて、黙とうした。
それを見ていたツバキノオジが、
「あんたはえらい」と言い、
我ら三人、ツバキノオジ、タジマノオジ、僕は、
再度、ヒロシマの方を向いた。
オジと僕が持っている無線機から、
何故だか、「3,2,1」と秒読みがあって、
それに合わせて、オジが、
「黙とう」と言って、
三人で頭をたれた。
また無線機から、
「3,2,1」と合図があって、
それに合わせて、
「黙とう、おわり」
とオジが言った。
ほどなくとんでもなく偉い所長さんに、
オジが「我々は黙とうをした云々」と言ったらしい。
とんでもなく偉い所長さんは、
「ああ」と言って、
「ちょっと遅いけど、こっちももうすぐ朝礼だから、黙とうします」
とツバキノオジに言ったらしい。
何十人、いや、百人、はいないだろうけど、
みんな、朝礼で、黙とう、したのかな。。
僕は被爆して亡くなった方への鎮魂は思わず、
戦争がなくなりますように、
とだけ、ずっと想を飛ばした。
僕もツバキノオジも塩を舐めていた。
朝礼後、今日はヒロシマに原爆が投下された日だから、
僕はヒロシマの方を向いて、黙とうした。
それを見ていたツバキノオジが、
「あんたはえらい」と言い、
我ら三人、ツバキノオジ、タジマノオジ、僕は、
再度、ヒロシマの方を向いた。
オジと僕が持っている無線機から、
何故だか、「3,2,1」と秒読みがあって、
それに合わせて、オジが、
「黙とう」と言って、
三人で頭をたれた。
また無線機から、
「3,2,1」と合図があって、
それに合わせて、
「黙とう、おわり」
とオジが言った。
ほどなくとんでもなく偉い所長さんに、
オジが「我々は黙とうをした云々」と言ったらしい。
とんでもなく偉い所長さんは、
「ああ」と言って、
「ちょっと遅いけど、こっちももうすぐ朝礼だから、黙とうします」
とツバキノオジに言ったらしい。
何十人、いや、百人、はいないだろうけど、
みんな、朝礼で、黙とう、したのかな。。
僕は被爆して亡くなった方への鎮魂は思わず、
戦争がなくなりますように、
とだけ、ずっと想を飛ばした。