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旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

真夜中のオリオン、小豆島一番札所

2021-11-13 03:00:16 | 国内
小豆島・土庄(とのしょう)、高台のホテルからの夜明け。干潮時に島がつながる「エンジェル・ロード」が部屋から見えた。

夜中に目が覚めると、月が去った天空にオリオンがのぼっていた。
寝る時にカーテンを開け放っていたおかげで、はっと気づいた。
星のまたたきに見とれるなんていつぶりだろう。
※写真が逆さ
オリオンの三ツ星の下にある星屑は古代の視力検察につかわれていた。
★冬の大三角形は
オリオン右肩(写真では左下に見える四つの星のうち右下)にあたるベテルギウス
シリウス(写真真ん中上のいちばん明るい星)
プロキオン(写真中下)で構成されている
※こちらのページが分かりやすいです


あの星は夢だったのかと思うような朝↑ホテル前の芝生から。
今日はまず、小豆島八十八か所の一番札所を訪れる。

ナビで誘導されて山道をどんどん登ってゆくと、

ふもとにあった三番観音寺の奥の院隼山(はやぶさん)にたどりついた。

鐘が組み込まれた門と左右の仁王様

くねくねと奥まった境内の「イスノキ」はいかにも老木で穴が開いている↑
イスノキコムネアブラムシの寄生によって穴が開くのが通例なのだそうだ。
樹齢数百年ということは、江戸時代からお遍路さんを見守ってきたのか。

本尊は海中からあらわれた観音像だそうな。
※小豆島八十八か所についてこちらのページがわかりやすいです


歩き遍路たちがつかってきたのだろう急な階段があった。

崖の上につくられた寺院。車はここまで。

一番札所まではあと五百メートルほど登らなくてはならない。

祈りの行脚千二百の道。



途中の★「讃岐十景色」はそれほど変わっていないのではないかしらん

↑あの半島には映画「二十四の瞳」を撮影したセットを保存した映画村もある。
↑直下は坂手港。今も神戸からの船が着く、巡礼が最初に上陸することが多かった港。
↑半島の右手に見える内海(うちのみ)湾周辺は醬油工場があつまる「醤の里」。

一番札所への途中、岩の割れ目に祠が見えた↑

↑一番札所「洞雲山」の入口

しばらくあがってゆくと↑まず、大師堂。
少し上に、大師空海が錫杖で突いてわき出したという水がしたたる場所。

そこを過ぎると大きな岩の割れ目に本堂があらわれた

コンクリートの橋がなかった頃は入るのさえ苦労しただろう。

ここでは毎日護摩祈禱が行なわれると解説されていたが、朝いちばんでほとんど人に会わなかった。


車までもどり、醤の里に向かう

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