《手造の旅》北スペイン、第6日目
朝、あらためてレオンのパラドール内を歩いてみる。朝日の回廊。
アラブ様式の天井。

午前中、レオン観光。大聖堂はフランスでみられるゴシックのステンドグラスが美しい。

聖歌隊席はここでもお茶目な彫刻で飾られている。バグパイプを吹く猪。バグパイプはアイルランドだけでなく、北スペインでもGAITAと呼ばれて、ケルト系の音楽によく使われる。
レオンではロマネスクの美しいサン・イシドロ教会も訪れる。
サンチャゴ大聖堂にも作品を残している人物がここでも働いていた。
宗教主題もよいけれど、こういうおちゃめな表現がたのしい。これ、「犬」らしいです。
レオン王国初期の王族の墓がこの地下の礼拝堂にある。
現在は「パンテオン」であり博物館でもある。
**
アストルガの街はローマ起源の城壁が
残っている。
壁の向こうにあるのは、あのガウディの造った司教館。同郷の友人がここの司教だった時に注文して建築されはじめたが、彼が死去した後次の司教と趣味があわなくて、交代した。なので、全部がガウディ作品とは言えないが、そこここに彼の雰囲気が感じられるつくり。
もちろんアストルガにも大聖堂がある。レオンと良く似ている雰囲気、やはりフランススタイル。

***
サンタ・カタリーナは時が止まってしまったかのような村である。
それでも観光客は立ち寄るので駐車場があり、そこから村へ小さな古い石橋を渡ってむかう。教会の塔にはここでもコウノトリの巣がみえる。
村へ入ってもほとんど人影なし。黒いワンちゃんがついてくる。
この村、夏の暑い日には昔のスペインのように静まりかえるのだろう。
****
歩く巡礼の人々の背中をたくさん見て、我々も少し歩いてみたくなる。
廃村同然のフォンセバドンからイラゴ峠をめざして少し登っていこう。
ヒースが美しい
三十分も登って見晴らしの良い場所から振り返る
たった二キロ程の道だがやはり歩くことで見えてくるものはある。五月半ばのこの曇りの日でも暑くなるのだから夏はどれだけたいへんなのだろう。
イラゴ峠の鉄の十字架の丘は思っていたほど大きなものではなかったが、人々がひとつひとつ持ってきた願いの石が積もって出来上がったものである。

ここを過ぎると急激な下りがはじまる。小さな村の軒すれすれをバスがぬけてゆく。むこうに今日宿泊のポンフェラーダがみえてくる。
*****
ホテルへチェックインして旧市街へ歩きに行く。
思ったよりも大きな町だ。

ポンフェラーダとは「鉄の橋」という意味で、実際鉄かどうかはわからないが頑丈な橋がかけられたことによってここが街として栄えてきた。
十字軍騎士団として有名なテンプル騎士団が建造した巨大な城が街と川を見下ろしている。
20時まで開いているということで、入ってみた。建物の多くは壊されたまま再建されてないので、空き地が広がっている雰囲気だが、いくつか残る砦は近年大規模に改修されて小奇麗すぎるぐらいだ。
親切な係員の方が英語でまわる順番など教えてくださる。
20時半近くになると、スペインはやっと夕食の時間となる。
ガリシア地方名物のタコ
エビ
気軽な雰囲気のパブレストランだったがおいしくいただきました。
朝、あらためてレオンのパラドール内を歩いてみる。朝日の回廊。

アラブ様式の天井。

午前中、レオン観光。大聖堂はフランスでみられるゴシックのステンドグラスが美しい。


聖歌隊席はここでもお茶目な彫刻で飾られている。バグパイプを吹く猪。バグパイプはアイルランドだけでなく、北スペインでもGAITAと呼ばれて、ケルト系の音楽によく使われる。

レオンではロマネスクの美しいサン・イシドロ教会も訪れる。
サンチャゴ大聖堂にも作品を残している人物がここでも働いていた。

宗教主題もよいけれど、こういうおちゃめな表現がたのしい。これ、「犬」らしいです。

レオン王国初期の王族の墓がこの地下の礼拝堂にある。

現在は「パンテオン」であり博物館でもある。
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アストルガの街はローマ起源の城壁が

壁の向こうにあるのは、あのガウディの造った司教館。同郷の友人がここの司教だった時に注文して建築されはじめたが、彼が死去した後次の司教と趣味があわなくて、交代した。なので、全部がガウディ作品とは言えないが、そこここに彼の雰囲気が感じられるつくり。

もちろんアストルガにも大聖堂がある。レオンと良く似ている雰囲気、やはりフランススタイル。


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サンタ・カタリーナは時が止まってしまったかのような村である。

それでも観光客は立ち寄るので駐車場があり、そこから村へ小さな古い石橋を渡ってむかう。教会の塔にはここでもコウノトリの巣がみえる。
村へ入ってもほとんど人影なし。黒いワンちゃんがついてくる。

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歩く巡礼の人々の背中をたくさん見て、我々も少し歩いてみたくなる。
廃村同然のフォンセバドンからイラゴ峠をめざして少し登っていこう。

ヒースが美しい

三十分も登って見晴らしの良い場所から振り返る

たった二キロ程の道だがやはり歩くことで見えてくるものはある。五月半ばのこの曇りの日でも暑くなるのだから夏はどれだけたいへんなのだろう。
イラゴ峠の鉄の十字架の丘は思っていたほど大きなものではなかったが、人々がひとつひとつ持ってきた願いの石が積もって出来上がったものである。


ここを過ぎると急激な下りがはじまる。小さな村の軒すれすれをバスがぬけてゆく。むこうに今日宿泊のポンフェラーダがみえてくる。

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ホテルへチェックインして旧市街へ歩きに行く。


ポンフェラーダとは「鉄の橋」という意味で、実際鉄かどうかはわからないが頑丈な橋がかけられたことによってここが街として栄えてきた。
十字軍騎士団として有名なテンプル騎士団が建造した巨大な城が街と川を見下ろしている。

20時まで開いているということで、入ってみた。建物の多くは壊されたまま再建されてないので、空き地が広がっている雰囲気だが、いくつか残る砦は近年大規模に改修されて小奇麗すぎるぐらいだ。
親切な係員の方が英語でまわる順番など教えてくださる。

20時半近くになると、スペインはやっと夕食の時間となる。
ガリシア地方名物のタコ


気軽な雰囲気のパブレストランだったがおいしくいただきました。
