
ベネッセハウス・ミュージアム入口のツタが岩壁に映える季節(^^)
宿泊すれば、昼夜のコントラストが楽しめる。

1992年(平成四年)、直島ではじめての本格的安藤忠雄建築。

ここから現代アートの島・直島が動き出したと言える場所。

海を見晴らす立地。

内部、先が見通せない通路が導く。
左の壁の中、アメリカのブルース・ナウマンの作品が置かれている↓

「100 live and die(百回生きて死ね)」
LOVE AND DIE ,COME AND LIVEなどの言葉がひとつひとつ光っては消え、最後に(最初に?)一度に全部灯る。

他の作品の多くがベネッセハウスの場所に合わせて制作されているが、
この作品はがこのスペースに合わせて福武氏が購入したもの。

だが、環境によく合っている。天井からの丸い自然光がネオン管の人工的な光と対照的。

夜は暗く丸い空の下で順番に光りつづけている。
**
湾曲する通路の途中に

ゆらゆら揺れ続ける布と下の黒い箱

箱には

LITTLE BOY
エノラ・ゲイの乗組員が広島に落とした原爆をそう呼んでいた。

よく見ると、揺れる布には原爆のキノコ雲がえがかれ、
Article 9 憲法九条

柳幸典の作品「禁断の箱」は、開けられてしまった。
作品の意図がわかりにくい現代アートのなかで、彼の作品は比較的饒舌。
「犬島に三島由紀夫を題材にした作品がありますよ」と、案内してくれたKさんが言う。
明日がたのしみ(^^)
***
コンクリートの目地に雑草が

いやいや、これは本村の「家プロジェクト」の「碁会所」で出会った須田悦弘の作品だった。

↑なんと、木彫!

「一部が欠けて落ちたのを、お掃除のひとが捨てちゃいそうになったんです」
そのぐらいのさりげなさが、作家の目指していたところなんだそうな。
****

世界各地で撮影された水平線の写真が実際の水平線とシンクロして屋外の壁に展示されている。

本村の護王神社でガラスの階段のある作品を制作していた杉本博司の作品「タイムエクスポーズド・ノルウェー海ベステローデン諸島」は、博物館の案内地図で18番↓画面の一番左↓

↑ミュージアムは16番だからずいぶん離れている↑
18番の場所には何がある?

「あそこにも写真が置かれていて、作者は経年劣化するのを待っているんだそうです」
ほお、作品のそういう方向もあるのか。
★それ以上にびっくりしたこと
↑上の写真にぽつんと写っている白い家。
「同僚があそこに一人で住んでたんです」と、ガイドのKさん。
*****
景色とよく共鳴していると感じられたもうひとつ↓


壁に描かれた作品は、この場所で・かなりの早描きで制作されたそうだ↓

******

壁いっぱいに、世界中の国旗。
前出の「禁断の箱」を制作した、
柳幸典の「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム1990」

砂で描かれ、そこに蟻が穴を開けて、やがて崩れていく。
「国境もこんなふうになくなればよいのに」ということかしらん。
*******

ヤニス・クネリスの「無題」は、鉛であらゆるモノを巻き込んでいる。

二週間ほどの直島滞在中にであった茶碗や和服などなど、出会いを閉じ込めてあるような。
鉛なのでとっても重い。展示している間にも下にぎゅ~と押しつぶされてきて、上部に空間が生じている。
********
斬新な作品のなかで、ホックニー作品にであってほっとした。

ペルーでランチを食べた田舎の中庭を思い出した
※2015年クスコからチチカカ湖へのブログにリンクします。中庭、まんなかあたりにでてきます。

アカトランがメキシコのどのあたりか調べてみると、リゾート地でもなんでもない小さな村。
ホックニーは車の故障でやむを得ずここに滞在することになったのだとわかった。
ホックニーの本「Dog Days」が、ずっと小松の手元にあります(^^)
印象的な作品はほかにもたくさん。
Kさんの解説がなければこれほど楽しめはしなかったです。
ありがとうございました!
宿泊すれば、昼夜のコントラストが楽しめる。

1992年(平成四年)、直島ではじめての本格的安藤忠雄建築。

ここから現代アートの島・直島が動き出したと言える場所。

海を見晴らす立地。

内部、先が見通せない通路が導く。
左の壁の中、アメリカのブルース・ナウマンの作品が置かれている↓

「100 live and die(百回生きて死ね)」
LOVE AND DIE ,COME AND LIVEなどの言葉がひとつひとつ光っては消え、最後に(最初に?)一度に全部灯る。

他の作品の多くがベネッセハウスの場所に合わせて制作されているが、
この作品はがこのスペースに合わせて福武氏が購入したもの。

だが、環境によく合っている。天井からの丸い自然光がネオン管の人工的な光と対照的。

夜は暗く丸い空の下で順番に光りつづけている。
**
湾曲する通路の途中に

ゆらゆら揺れ続ける布と下の黒い箱

箱には

LITTLE BOY
エノラ・ゲイの乗組員が広島に落とした原爆をそう呼んでいた。

よく見ると、揺れる布には原爆のキノコ雲がえがかれ、
Article 9 憲法九条

柳幸典の作品「禁断の箱」は、開けられてしまった。
作品の意図がわかりにくい現代アートのなかで、彼の作品は比較的饒舌。
「犬島に三島由紀夫を題材にした作品がありますよ」と、案内してくれたKさんが言う。
明日がたのしみ(^^)
***
コンクリートの目地に雑草が

いやいや、これは本村の「家プロジェクト」の「碁会所」で出会った須田悦弘の作品だった。

↑なんと、木彫!

「一部が欠けて落ちたのを、お掃除のひとが捨てちゃいそうになったんです」
そのぐらいのさりげなさが、作家の目指していたところなんだそうな。
****

世界各地で撮影された水平線の写真が実際の水平線とシンクロして屋外の壁に展示されている。

本村の護王神社でガラスの階段のある作品を制作していた杉本博司の作品「タイムエクスポーズド・ノルウェー海ベステローデン諸島」は、博物館の案内地図で18番↓画面の一番左↓

↑ミュージアムは16番だからずいぶん離れている↑
18番の場所には何がある?

「あそこにも写真が置かれていて、作者は経年劣化するのを待っているんだそうです」
ほお、作品のそういう方向もあるのか。
★それ以上にびっくりしたこと
↑上の写真にぽつんと写っている白い家。
「同僚があそこに一人で住んでたんです」と、ガイドのKさん。
*****
景色とよく共鳴していると感じられたもうひとつ↓


壁に描かれた作品は、この場所で・かなりの早描きで制作されたそうだ↓

******

壁いっぱいに、世界中の国旗。
前出の「禁断の箱」を制作した、
柳幸典の「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム1990」

砂で描かれ、そこに蟻が穴を開けて、やがて崩れていく。
「国境もこんなふうになくなればよいのに」ということかしらん。
*******

ヤニス・クネリスの「無題」は、鉛であらゆるモノを巻き込んでいる。

二週間ほどの直島滞在中にであった茶碗や和服などなど、出会いを閉じ込めてあるような。
鉛なのでとっても重い。展示している間にも下にぎゅ~と押しつぶされてきて、上部に空間が生じている。
********
斬新な作品のなかで、ホックニー作品にであってほっとした。

ペルーでランチを食べた田舎の中庭を思い出した
※2015年クスコからチチカカ湖へのブログにリンクします。中庭、まんなかあたりにでてきます。

アカトランがメキシコのどのあたりか調べてみると、リゾート地でもなんでもない小さな村。
ホックニーは車の故障でやむを得ずここに滞在することになったのだとわかった。
ホックニーの本「Dog Days」が、ずっと小松の手元にあります(^^)

印象的な作品はほかにもたくさん。
Kさんの解説がなければこれほど楽しめはしなかったです。
ありがとうございました!