旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

リヨン旧市街地区を歩く~サン・ポール教会、トラボール、リヨン名菓二つ

2018-04-30 10:10:10 | フランス
フランスの朝食はおいしいパンがいちばん大事すっかり晴れたのでホテルすぐ裏の旧市街へ散歩に出た。
サン・ポール駅はローカル線の始発↓改札は無いがこんな「ピッ」っとする機械はある↓

ホームから見える塔がサン・ポール教会↓

※九世紀のロマネスクの身廊に十五世紀のゴシックの側廊が付け加えられている↓現地案内版にはそれだけの解説だったが、上の塔の写真を見なおしてみると、入り口部分の下部はロマネスク、その上にゴシックの中部、そして19世紀あたりだろうと思われる尖塔が乗せられている↑

朝九時からガイドさんと歩いた時にあらためてロマネスクの交差部キャップを見上げた↓

彫刻たちは少しゴシック風に洗練されている↓

ここは中に入れる時間は限られている様子、またの機会に。

九時からは日本語ガイドさんと共に再び歩き出す

趣ある扉はいつからのものだろう

旧市街の街並みは14から15世紀にかたちづくられた↓

パリよりもずっとイタリアに近かったので早くからルネサンス文化が入ってきた。
パッと見ではわからないが、「トラボール」と呼ばれる建物を貫く回廊が隠された15世紀からのビル↓

ドアをあけて入っていくと・・・

中庭に螺旋階段が残されている↓


こういった建物は外側からは見えないがたくさんあって、観光協会にはいっているところは自由に入っていける。
下は「ロング・トラボール」と呼ばれる錬鉄手摺がついたもの↓

ガイドブックにも写真が載る有名な「ローズ・タワー」↓ここだけは垂れ幕が建物に出してある↓

入場料は(いまのところは?)とらないけれど、組合に加盟していないのでいつ〆られてしまうか分からない。住んでいる人にとってはいつもがやがや観光客が入ってくる中にははありがたくはないのでしょうねぇ↓「静かにしてね」という立札

トラボールの中庭から見上げる「赤い塔」↓


建物内部につくられた細い回廊は、商家が大事な絹織物商品を濡れずに移動させられるように便利だったから、だそうだ。
リヨンは絹原料を使って織物をつくり・売っていたが、十六世紀はじめにフランソワ一世によって原料となる蚕から産業を育てる決定をしたのだそうだ。

だが、現在の蚕はかつてと同じようにすべて輸入品となった。輸入先は南米なのだが。

したがって絹の町リヨンでも「蚕って何?」という子供たちも多いので、街角にこうして実物を展示してあった↓


リヨンの名物菓子は蚕の繭をイメージして作られたのだと聞いて納得した↓※こちらに書きました


***こちらもリヨン名物だが・・・赤いメロンパン?↓

※こちらにもっと書きました


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