ティボリ見学といえば、まずは「エステ荘」の見学。久しぶりに訪れたが、確かに見所だと思う↓あまりに有名な場所なので、ここでは簡単な紹介にいたします。
入口は、サンタ・マリア・マジョーレ教会横・かつての修道院への入口から↓
16世紀、ここに住んだイッポリート・デステ枢機卿がこの屋敷と庭園をつくらせた。まずはヴィラの部分。これでもかとフレスコ画がうめつくす↓
ラファエロの流れをくむ、ズッカリ兄弟の手になる16世紀のオリジナル。
ここは1912年以降イタリア政府の所有になったそうだが、放棄されていた時期もあるときいた。よくここまで修復されたものだ。
そこからテラスに出ると、はるかな眺望と庭園が同時に見晴らせる。
なるほど、良い位置に建てられたヴィラ 階段下にある「杯」と呼ばれる水盤⇒
それは眺望という意味と共に、噴水に使う水圧を得るために重要。ふんだんな水を使って多彩な噴水を見せてくれている。中でも有名な「百の噴水」がこちら↓
水圧を使って演奏されるオルガン。今も10時半に扉が開いて鳴りはじめた⇒・・・待ったわりには「あ、そういうことね」というものでしたけど(^^)
お天気に恵まれた噴水庭園の散歩だった。
出口にあったリストの来訪を記念する石板↓「巡礼の年・第三年」に「エステ荘の噴水」という曲がある。この庭園の噴水を見た人ならば、なるほどあの水の流れのようだと楽しむことが出来る曲にちがいない↓
https://www.youtube.com/watch?v=IOlupDtywCQ