旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ヴェゾンから「フランスの美しい村」をめぐる一日

2021-01-25 14:37:17 | フランス
2009年南フランスの旅より

一般ツアーが行程に入れなくても訪れるべき美しい村はたくさんある。
ヴェゾン・ラ・ロメーヌに連泊した中日の午後

↑地図の一番上ヴェゾンから、ただ車で走るだけなら一時間ちょっとの距離を村巡りした。
★セギュレ村↓町の名前の下に「フランスの美しい村」加盟を表す看板↓

プロヴァンス方言の「安全」という意味から名前がつけられたといわれる丘の上の要塞都市。

12世紀の門から入る



17世紀の「マスカロンの噴水」

七世紀に修道院ができたことがルーツとされるが、トゥールーズ伯などいくつかの領主の支配の後1274年にローマ法王の直轄地となった。

10世紀からのサン・ドニ教会はずっと最重要の教会だった。

高台から↑


昼食をこの村で
●AOCジゴンダスの産地を抜けてゆく

**丘の斜面にぽつんと見えてきたのは
★Notre-Dame d'Aubune礼拝堂

プロヴァンスのロマネスクの好例だというのだが、ぱっと見一般住居のように改造されてしまっている。

12世紀ごろのものとされる鐘楼

後陣の方へまわってこの美しい円筒形を見てやっと納得した。

厚い壁を支えるバットレスも小ぶりなロマネスク。

もとの入口があっただろうあたりは民家のように改築されている。
内部へは入れなかったが、訪れた甲斐はある場所だった。

***
★ボーム・ド・ブーニーズ甘口のミュスカ(マスカット)種のワインを生産することで有名な村




村を抜けてゆくローヌのワインルート


★シュゼット村へようこその看板

ひと目でロマネスク(^^)


★クレステはヴェゾンの司教の城があった

小さなノートルダム門から

中世の街に入る



共同の水場がのこされいる

かつての水源はどこにあったのだろう

遠方からでもよくみえていたサン・ソヴゥール教会の尖塔

さらに登っていく

クレステ城の前に出た。

※1189年にトゥールーズ伯がヴェゾンを攻撃するとヴェゾンの司教はこの城に逃げ込んだ。
トゥールーズ伯レーモン父子によりさらに二度も攻撃されたが、1586年以降はフランス革命までのあいだ司教の所有となった。
この城はフランス人建築家によって買い取られその私邸となっていたそうな。




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