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旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ナルヴィクからマーランゲンへ

2014-01-27 10:36:27 | ノルウェー
ノルウェーの朝食で楽しみなのがこのブラウン・チーズ

※チーズ専門店LAMMASさんのページに解説されています


北緯68度48分に位置するハシュタから、今日はさらに北のトロムソ北緯69度40分へ移動する。
まず北緯68度25分に位置するナルヴィクへ南下

フィヨルドの複雑な海岸線では、
今、東西南北どちらに向いて走っているのか分からなくなる事も多い


ナルヴィクは第二次大戦時にドイツと連合国軍の間で争奪戦があった港である。
こちらにその話を書きました。

スウェーデンのキールナ鉄鉱山から産出された鉄が、世界最北の鉄道(最近ロシアにこれより北に鉄道ができたとききましたが)によってナルヴィク港に運ばれてくるから。※2008年にその鉄道に乗った時の日記はこちらからお読みください。

港への入り口

昨年と同じRICAホテル。

ロビーまわり、北欧らしいすっきりとした美しさですね。

メニューは、イタリア風のスープからはじまりチキンデザートはルバーブをつかったもの丁寧に調理されていて、パッケージツアーの食事とは思えない(失礼)おいしさ。これらの食材のうちどれだかがノルウェー産かなどと問う意味はない。「地元の味」ばっかり追いかけていても美味しい食事にありつけるわけではない。「地元の味」が、どんな田舎へ行っても美味しい日本とはちがう。

ナルヴィクからマーランゲンまで、
さらに曲がりくねったフィヨルドを走る。
何気ないガソリンスタンドの風景さえ美しい

赤く赤く血の色のような夕焼けが地平線に残るのを見ると、ムンクが「叫び」の背景に描いた夕焼けはこんなだったのだろうか、と思う。

もうほとんど真っ暗になった頃、といっても17時ごろなのだが、マーランゲンのコテージホテルに到着した

ここはそれぞれオーナーの居るコテージを観光客の宿泊に使わせてもらうスタイルなので、部屋によって内装や設備に違いがある。
小松とドライバーさんは本館の簡素な部屋

なんにもないけれど、シンプルな美しさ。
真っ暗な窓の外に明日の朝どんな風景がひろがっているか・・・

夕食は、野菜クリームスープチキンルバーブとパッションフルーツ美味しいけれど、食材が昼とほんとにかぶっております。

**
20時から、ホテルの裏山といった場所へ歩いてのぼってゆく今晩は月も出ていないから道は暗い。防寒具を着こんでいるから歩くのもたいへんそうな方もある。二十分ほどでキャンプ・ニッカと呼ばれる場所へ到着最近小屋も建てられてオーロラ待ちをするのにずっと屋外で待たなくてもよくなった

お、ちょうどゆらめきだした

オーロラは動物と違って、出現する時間や場所が限られてはいない。
こうやって待っている時に出てくれるのは幸運なのです




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