旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

八島湿原

2011-11-16 12:16:05 | 国内
~10月14日日帰り諏訪湖の旅の続き

諏訪湖から30分ほどあがっていくと森林限界を超えていっきに視界がひらける。標高1700m霧ケ峰高原に至る。山々の尾根には見晴らしがよさそうな歩く道がたくさんあるのがわかる。
ヴィーナスラインの途中で車を降り、このあたりをゆっくり歩けるような旅が組んでみたい。
特にこの八島湿原は木道も整備されて歩きやすそうだ。
下の写真で右上の尾根がもっとも標高が高い車山1925m。
湿原は植物が豊かだが、近年は保護されて増えすぎた鹿が食い荒してしまうので、下の写真のように湿原のまわりをネットで囲んで動物が入れないようにしてある。



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再び諏訪大社の近くへ降り、ここで作られ、ここでしか食べられない和菓子の店を紹介していただいた。
「新鶴」は明治六年創業 http://shinturu.com/
名物の塩羊羹は塩辛いわけではない。甘さをひかえ実に上品な味であった。
そのほかに季節らしい柿のかたちをしたお餅のような触感の「雪餅(せっぺい)」、鹿の子に、信州らしい味噌饅頭。

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諏訪湖畔を走っているとき、「間欠泉」という看板が見えた。温泉は世界に多くとも、間欠泉はどこにでもあるものではない。有名なのはアメリカのイエローストーン国立公園、ニュージーランド北島のロトルアがあげられる程度。諏訪湖にあるとは思わなかったので、ぜひ少しでも見ておきたかった。

噴出時間は冬季一日四回、15:30の回を待つ。時間をはっきり書き出して毎日同じ時間に噴出するのは、実際自然の間欠泉とはもう言えないだろう。人為的にコントロールしなくては定期的に正確に噴出するようなものではないのである。しかし、ま、おもしろいものではあります。
やがてぼこぼことお湯が波立ち始め、ぶわぁっと噴出したが高さは五メートルもあっただろうか。昔はこの建物の二階部分ぐらいまで吹き上がったのだそうなのだが、こちらも近年は力がなくなってきているそうな。

かつてここは湖に七つある温泉湧出箇所のひとつだったそうだ。現代になってからの埋め立て地である。

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すぐ近くに公営の足湯があった。

もちろん、入りましたとも(笑)
コメント
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