旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ストックホルムで自由時間があれば

2013-08-05 04:50:26 | スェーデン
気持ち良く晴れた休日の朝、道も空いているのでドロットニングホルム宮殿には早く到着した
いつもは行かない庭の奥の中国パビリオンから歩き始めると、今まで見ていた宮殿とは全然違う面白さがあった。写真入りでこちらに書きましたのでご覧ください。
たとえばこんな

バロック庭園によくある迷路の庭を抜けて遠くに本宮がみえてくる

王家が現在お住まいになっているので衛兵も

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正午少し前にストックホルムへ戻り、コンサートホールのある広場で各自お昼ごはんそこから少しあるいてNK(エヌコー)デパートの地下へご案内。ここでもちょっとしたものがたべられますここはなかなか雰囲気良いスペース商品もおもしろい

ストックホルムでまとまった自由時間があるツアーは少ないので、今回は稀なチャンス。ストックホルムでしか見る事の出来ないものをお見せしたいと思って、公共トラムでお連れした。今年五月に改定したというストックホルム公共交通カードのシステムは実にわかりにくい。右がストックホルム公共交通カード、左はホテルのキー(笑)

★お見せしたかったのは17世紀の沈没船ヴァーサ号

処女航海に出ようとして、港を出る前に沈没した悲劇の巨大軍艦である「ヴァーサ」とは王家の名前だが、同時に藁束を意味するのでこの紋章がつけられているとにかく巨大な船体今から半世紀ほど前にやっと全体が引き上げられた海中にあった時よりも劣化が進みやすいので、今でもその保存をどうするかが常に課題になっている。

船首にあった極彩色の木彫を再現したもの

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翌日、帰国の為に空港へ向かう。見えてきたのは新しいホテルだが、外からはどこが窓か分からないおもしろい形をしている

ヘルシンキへの便、フィンランド航空は機内の紙コップにもマリメッコを使っている。丸窓からの光がリンゴジュースを通って、よりきれいに模様を見せてくれていた
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ノルウェーからスウェーデンへ来ると安く感じる

2013-08-04 02:50:42 | スェーデン
ベルゲンから飛行機でストックホルムへ飛ぶ。
ノルウェーに数日居ると、その物価の高さにも慣れて、ペットボトルの水が一本600円もするのが当然だと思うようになる。下の写真はベルゲン空港で37ノルウェークローネ。市内でも最低20クローネ(350円以上)はすると思った方が良い↓

ストックホルムなら空港でも20クローネ出せば買える。

ストックホルムは晴れている。市庁舎にあったスウェーデンのダーラナ・ホースストックホルム市庁舎はノーベル賞の晩さん会会場だから、1901年に制定された五つの部門を象徴するプレートがはめ込まれている中央は平和賞、右端は文学賞。この五つのほかに経済学賞が1969年から追加されたが、この賞金だけはノーベル財団ではなくスウェーデン国立銀行から提供されるのだそうだ。

市庁舎内の議会天井。ほんとうはオープンエアにしたかったのだが、そうはいかず、空をイメージさせる色にしたのだとか

ストックホルム市民の人前婚が行われる部屋。タピスリーはデンマークから戦争の結果持ってこられたもの

ガムラスタン(旧市街)の王宮付属の教会への階段。今年、スウェーデン王室の次女マデレーン王女が結婚式をあげた

ガムラスタンの古い町並み。右下の方にある箱は、郵便配達人が階上へいく時、持っている荷物を置いていくための箱

これ、いままで上に上がるためのエレベーターでしかないと思っていたのだけれど、ストックホルムで指折りの高級レストランなのだそうです

今日の夕食はガムラスタンに位置するイタリア系のお店にて。ピッツァを焼いていたのはアジア系の彼、「ネパール人?」と、思った通り言ったら、当たりでしたネパールはよく行っていたから、そういう顔だと思ったんです、ナマステー。
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ストックホルムを塔から見晴らす

2013-07-04 14:46:55 | スェーデン
ストックホルムを見晴らすテレビ塔のレストランより。森に塔自身の影がくっきりおちる。20時過ぎの夕食といってもこのぐらい明るい。
ストックホルムは水と森にかこまれた美しい街。島(ホルム)に杭(ストック)をたてて街をつくっていったことが街の名前になっている。○レストランはすっきりしたシンプルな明るさ
●朝、9時半。ヘルシンキからの船が港に到着する。降りてあらためてみると5万8千トンはやっぱり大きい。※飛鳥Ⅱで五万トンと少し 預けたスーツケースをひきとりにいくと、コンテナヤードにぽつんとかたまっておりました

ストックホルム旧市街のスカイラインを見晴らす場所へ左から二つ目の金色の塔がある建物が市庁舎。ここがストックホルム観光の目玉。

中へはいってすぐのホールは、「青の広間」と呼ばれているが、どこも青くない

イタリアの広場をイメージしてつくられたというこの場所は、計画当初青空のように青くする予定だったそうだが、「北欧には寒すぎる」として、このレンガ色に落ち着いたそうだ。良い結果になってます(^^)

ここはノーベル賞の晩餐会場につかわれる。その時はこのようになる⇒
ぎっしり詰め込まれた感じ?そのとおり。1350人ものゲストが入ると、ひとりあたりのスペースは60センチ、王族席でも70センチしかない。ノーベル賞ディナーの内容も北欧らしく質素であることをむしろ誇っている。無駄に(と、北欧の人たちは考えているのだろう)絢爛豪華な晩餐というものをはじめから意図していない。

市庁舎なので、当然議場もある。この部屋はバイキング船をイメージした天井になっている
議員は一般市民が兼業でやる職務になっている。政治家はプロが良いのかどうか?意見の分かれるところだろう。

天井が木造に見えるが、この部分はコンクリートを似せて塗ったそうな

晩餐会場の上の階は「黄金の間」。ドイツ製の金色モザイクでつくられている。正面はメーラレン湖の女神。

出口に、ノーベル賞の晩餐に使われる食器セットが飾ってあったこれはなんと日本の会社がつくっているのだそうだが、工場は近年中国に移転したのだとか。

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王宮の近くにあった昔の(今も使えるけど)男性用公衆トイレ
★衛兵交代

王宮のある旧市街の島ガムラ・スタンはこんな細い道もあります

食事の後少し自由行動。ノーベル賞博物館のカフェの椅子の裏には訪れた受賞者がサインすることが慣例になっている。これは山中博士のもの⇒
この慣習が出来たわけについて、こちらに書きました。

自由行動中に小銭で買われたというトローチ、これ、北欧の人が大好きなリコリス味ですが、日本人には十人のうち九人には歓迎されません(-.-)

***
午後、現在王室がお住まいの離宮・ドロットニングホルムまで三十分少しで到着今年はカール・グスタフ16世王の即位40周年記念。王様も歳をとりました

今日チェックインしたホテルは近頃オープンしたアバ・ミュージアムの系列になっているのだそうで、ロビー中いたるところがアバ関係のデザインでいっぱいでした
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ストックホルムでグループを離れて

2012-09-03 06:42:20 | スェーデン
朝食の席でのハプニング(⇒こちらから)をうけて、9時半にストックホルム市庁舎でガイドさんにグループをお願いする。青空にレンガの塔が美しい市庁舎。市庁舎内部が半日観光のメインになっている街はそうはないだろう。
そこから歩いて中央駅の隣にある警察へ
届けはホテルから電話で出しておいたので、受理番号を告げるとすぐに発行してくれた。ただ、そこに印刷される日本人の名前を先方はなんどもスペル間違いした。外国人の名前というのは双方にとってとても読みにくいものなのである。
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日本大使館は広々とした一角、近くに現代彫刻の置かれた野原?があった。
諸所手続きおえて、空港にてグループと合流
搭乗する時、ちょうど我々のスーツケースも飛行機に積み込まれていくのが見えた。とてもカラフルで、なんだか「おいしそう」にも見える。右となりのカートに積まれたスーツケース群と比べるとよくわかる。
ヘルシンキまで青空の空路
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ストックホルムへ

2012-09-02 13:21:36 | スェーデン
お昼前の飛行機でベルゲンからストックホルムへ移動
ストックホルム・アーランダ空港到着口には、カール16世グスタフ国王とシルヴィア王妃のお写真が父が即位前になくなったので祖父から王位を継ぎ、ミュンヘンオリンピックで知り合ったドイツ人の年上女性シルヴィアさんと結婚。彼は四人姉がいるけれど、当時は男子優先の継承法だった。その後憲法が改正され、今は男女にかかわらず長子相続となった。ゆえに、長女ヴィクトリアが女王となる予定。

まずは現国王が1982年に公邸を移したドロットニングホルム宮殿を見学。
ここはメーラレン湖によってストックホルムとつながっている。
北欧のヴェルサイユと呼ばれる世界遺産は庭園も有名。イタリアからの影響をもちろんうけている。遠近法を利用して長く見えるようにつくられた回廊はローマのボロミーニ作品そっくり。

ストックホルム市内を見晴らす展望台、対岸にスカンセン地区。

旧市街・ガムラスタンでしばらく自由時間。ノーベル記念館は元市庁舎だった建物。
ここしか売っていないノーベル賞メダル型のチョコレートはお土産の定番であります。
近くの古い町並みを歩くと、こおんな細い道もかつてガラス窓をたくさん持てるのは裕福だとして税金の対象になったとか。それで描いているだけの窓がこんなふうに残っている。
路地の一角に鉄でできた小さな像が置かれていた。モダンアートですな。
ヤーン・ボーイ=鉄の男の子。誰が言い始めたのか頭をなでるとストックホルムに戻ってこれるとか、で、ぴかぴかしております。
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