マチュピチュ村から乗り合いバスはジグザグ道を三十分のぼると、サンクチュアリ―ロッジの目の前に到着する。
チェックインは13時からと良心的。 宿泊客用のゆったりしたダイニングは12時に開く。昼食を食べて、一度部屋へ入ってからマチュピチュ遺跡の観光をするとしよう
小松が前菜に注文したのは
●カウサ(ペルー風)~マッシュポテトなのでふつうはこんな色はしていないのだが、サンクチュアリーロッジのものは、アボカドがはいって緑色をしている。 マヨネーズとライムジュースとで味付け。
●マスのグリルはチア(南米のハーブの一種)の種が乗せてある。胡椒とリンゴのソースがおもしろい。
●鱒の身をラップしたもの ●ハンバーガーもひと味違う
どれをとってもさすがサンクチュアリーロッジ。 ゆっくり食事をたのしみたい。
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三十室しかない部屋はどれもたいして広くはない。コンパクトだが使いやすく整理されている↓
**ホテルのすぐ外、シャトルバス乗り場はマチュピチュ村へ降りる観光客で長蛇の列。観光後にこれをしなくてよいだけでもずいぶんほっとする↓
遺跡入口で名前入りの入場券をチェックしてもらい、しばらく歩くと、「あの」景色が見えてきた
急な斜面につくられた街だったのが見学していてよくわかる
精緻な石組の壁と門
●ロナルド君がおしえてくれた面白い話。地下を測定調査したフランス人学者が、黄金が秘められた地下空洞を発見したという。その図解がこれ→ まだ掘る許可が出ないそうだが、あり得ない話ではない。
少しずつ夕方の光になってきた。観光客の数もぐっと少なくなった。
それまで隠れていた動物も姿をあらわす。あ、ウサギ?ネズミ? これはアンデスウサギと通称される●ビスカチャというネズミの一種なのだそうだ↓
インカ時代の水路は今も現役である↓
●マチュピチュ遺跡はハイラム・ビンガムというアメリカ人が1911年に発見したとされているけれど、実は1902年にリマ在住のペルー人がすでに訪れていた事が、近頃確認された。その人物はアウグスティン・リサラガで、自分の名前を「三つの窓の神殿」に署名していった。その場所が、ここ↓
「あれ?署名は?」 なんとハイラム・ビンガムが消してしまったのだそうだ。書かれていた当時の写真をロナルド君が見せてくれた。※こちらに載せました
**夕方四時半を過ぎて、我々はようやく遺跡の高みに到着した。ここから見える山々をなぞるようにつくられた岩↓ 稜線がそっくり。
「インティワタナ」と言われるこの石の柱は陽時計だとされているが、ほんとうのところはわからない↓
丸い岩のくぼみは、水をためて星を写したと言うが・・・これも本当かはわからない↓
下へ降りると●コンドルの神殿、ここは狭いのでグループがいっぱいの時間帯には入る事ができない
さぁ、そろそろ閉館の午後五時。サンクチュアリーロッジに戻って、夕飯の午後七時半までゆっくりすごそう。
**サンクチュアリーロッジでは、18時からピスコの試飲会、18:30から遺跡についての映写会が行われる。**
ダイニングは19時からオープン。宿泊客だけのための場所なのでこぢんまりしてくつろげる。わざわざミュージシャンもやってきてくれて