今週のブログ人の「みんなで作ろう写真集」のテーマは「乗り物の写真集」。ってことで、急きょタイトルを「DH本格始動か?」を「これがダウンヒルバイクだぁっ!」に変更して、トラックバックを送っちゃいます。
みなさんに、少しでもマウンテンバイク(MTB)に興味を持って頂ければと思ったもんで。
「ダウンヒルバイクだぁっ!」と言っておきながらフレームだけ、それも全体が写ってない写真で申し訳ないです。でもこのフレーム、ジャイアントのDH(ダウンヒル)というストレートなネーミングのMTBなんです。
ダウンヒルバイクとは、山を下ることに特化したマウンテンバイク(自転車)で、こんなのとか、こんなのとか、こんなのに、コレ、ソレ、アレと、いろんなモノがあります。
それにダウンヒルバイクは、こんな走り方(ムービーです。重いです。)も出来ます。ひとりジェットコースターみたいなモンです。
あっ!これじゃあ、みなさん引いちゃうかな?ダウンヒルバイクはMTBの一部であって、MTBは、もっとシンプルな自転車でも十分楽しめるスポーツ&遊びです。私のメインバイク(自転車)は、コレですけど、サスペンションも多段ギアも付いていないでしょ。こんな自転車でも、山の中で十分楽しく遊べます。
ところで、MTB人口が増えない要因は、「初心者が走れる場所がない。或いは、場所が分からない。」、「どうやって遊んだらいいか分からない。乗り方が分からない。」 要は「初心者の為の環境が整っていない。」ってのが定説のようです。
この問題に真剣に取り組んでいらっしゃる方がおります。JMA(日本マウンテンバイク協会)公認インストラクターのnoriさんです。MTBスクールやガイド、イベントを中心にMTB普及活動に取り組んでいる「B.C.porter」を運営なさっています。
初心者向けの「MTB教室」や、「MTBライディングの基礎の基礎」、「ダートツーリング」などを企画なさってます。「何処を走ったらいいか?」「どんなマナーがあるのか?」ってところで敷居が高いと思われがちなMTBライディングですが、このようなスクールで教わってみるのも一つの手かと思います。
今後は「MTBバックカントリー入門」、「ダウンヒル:ビギナーズ・スクール」、「バックカントリー・トレイルガイド」、「オーダースクール、ガイド」など、MTBに興味のある人には「かゆいところに手が届く」的な企画も準備されてるようです。楽しみです。
noriさん。「noriさんに丸投げ」みたいになっちゃってゴメンナサイ。
さて、この記事の本題「DH本格始動か?」ですが、先ずは自転車を置かせて貰っていた自転車屋さん「輪娯館」さんから、自転車を引き上げてきました。
セダンの後席でも以外と載っちゃうもんです。まあ、フォークとハンドルがバラしてあるからですけど。一緒に持ってきたホイールは、ダイバーのモノ。今回はコレを使います。
アパートに持ち込みました。今回は、何も弄らずに、チャッチャと組んじゃいます。暑くなる前に組まないと、ローカルトレールで乗るにはキツクなっちゃいますから。
フォーク、ユニットも含め、オーバーホールは今シーズンが終わってからにしましょう。
それにしてもデカイ、しかも重い。この前まで、オレンジP7を組んでいた身には、フレームもフォークもデカク、重く思えます。
フレームは最も小さい「XS」なんですけどねぇ。流石リアルダウンヒルバイク。場所を取ってしょうがありません。
何時もは「輪娯館」さんの店先で、組み立てをやらせて頂いているのですけれども、今は入学シーズンで超忙しい。店先で作業すると営業の邪魔になってしまいます。それに怪しいオヤジが店先で自転車を組んでいると、お店のイメージダウンになってしまいますしね。そこで、今回はアパートの自分の部屋で組む事にしたのです。
リンク廻りが込み入っているので、皆さん工夫を凝らして泥対策をしているユニット廻り。このDHの前のオーナーのFさんも工夫を凝らしています。
この泥除けは、このまま使わせて頂きましょう。
前オーナーによると、リンク廻りはオーバーホールの必要がないとの事でしたが、一応、自分でも確認させて頂きます。ショックユニットを外してスイングアームがスムースに動くか確認します。
作動も見た目も問題ありませんでした。
ユニットが入っていると、手が入らないユニット廻り。ユニットを外したとなると掃除したくなるのが、人情ってものです。
水が入っちゃ困るところをポリ袋でカバーして、洗うことにします。
いくらチャッチャと組むといっても、折角フレーム単体になっているのですから、掃除くらいはやっても良いでしょう。
アパートなので、外では洗えません。そこで風呂場に持ち込みます。
デカイ!斜めにしないと洗い場に入りません。フレームがデカイのか、風呂場が小さいのか?当然風呂が小さいのですね。背が小さい私が使う分には、十分広い風呂なんですけどねぇ。
何時ものように、食器用洗剤とスポンジで洗います。置いてある風呂用洗剤は、洗い場が汚れたら洗う為のもの。
洗い終わりました。上の写真とあまり変わってない?これでも、ユニットとかリンク廻りとかスポ-クとか細かいトコまで洗ってあるンですよ。
ここで重量を測定しておいたので、メモっておきます。
[DHフレーム重量](ヘッドセット、シートクランプ含む)
・フレーム単体: 4,490g
・ショックユニット: 1,110g
・フレームセット(計): 5,600g
測定器具は、0.2Kg単位の体重計と、5kgのバネ秤です。この値が重いンだか軽いンだか、ダウンヒルバイクのフレーム質量に気を配ってなかった私には分かりません。でも、軽くはないみたい。
洗ったら磨きたくなるのが、これまた人情ってモノ。このDHはマッド塗装の為、磨きにはコレを使います。マッドなりにツヤが出せます。
ほら!かなり綺麗になったでしょ。
このDHの塗装って、結構凝っているンですよ。シルバーのロゴ部分は、デカールではなくて、アルミ地肌なんです。つまり、ロゴ部分をマスキングした上でマッド塗装をしてマスキングを剥がしてるって訳。マスプロ製品でココまでやるとは・・・。この塗装を見てからジャイアントに対する見方が変わりました。
リンク廻りのベアリングを見てみると、Cリングで固定してあります。Cリングを外すとベアリングが外せるようになってればイイナァ~。圧入してあるベアリングを外すのは大変だし、まだ使えるベアリングもダメにしちゃいますからねぇ。
バラしたくなるのを、ググッと我慢して、次に進みます。
フレームを綺麗にしたら、泥除けも新しくしたくなってしまいました。
ってことで、Fさんの泥除けを参考にして、手持ちのゴム板で泥除けを作っちゃいました。リンク下の泥除けは、タイヤがついてから現物合わせで作る予定です。
ゴム板をタイラップで固定してある部分が、直ぐに破けないように、百均ショップで買ってきたPVC板と、P7のヘッドに使ったステンレス板の余りで補強しています。
ユニット後ろ側の泥除けも同じく補強。これで2、3年もってくれると嬉しいな。
毎度お馴染みのタイヤのチェーンステープロテクター。なかなか迫力があってカッコイイでしょ。って自分では思っているンですけど。
タイラップの端末処理は、ヤスリで削ったり、ライターであぶって丸めたりとか、色々やり方がありますが、私はニッパーで切った後、爪切りでこのようにギリギリまでカットしてしまいます。こうしとけば、タイラップの端末で手を切る心配はありません。
で、ここまでの作業が終わった状態が一番上の写真です。
このようにして、DHの組み立て作業は、着々と遅れていきます。