【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

田端文士村 当時の面影が彷彿と

2009-05-05 00:17:36 | 旅行/温泉

東京散歩⑥  田端文士村記念館 北区田端6-12 03-5685-5171

 田端文士村については、本ブログで昨年5月23日に紹介した近藤富枝『田端文士村』(中公文庫)があります。このあたり、今でも歩くと往時の面影が残っています。芥川龍之介が住んでいた家もあります。まずは、田端文士村記念館で全体的見取り図を頭に入れるとよいでしょう。

     田端文士村記念館

 JR田端駅を降て、北口を出るとすぐです。
 
 明治の中ごろ、田端界隈は雑木林と畑が広がる農村地帯でした。ところが、明治22年、上野に今の東京藝術大学の前身である東京美術学校が開校すると、若い芸術家がここ田端に集まり始めました。そして、明治末の田端は、さながら「芸術家村」のようになります。

 その後、大正3年に芥川龍之介、5年に室生犀星が田端に転入してき、萩原朔太郎、堀辰雄、菊池寛、中野重治が続きます。文士の往来が頻繁となり、大正から昭和にかけて、ここは「文士村」と呼ばれました。

 それを記念して建てられたのが、「田端文士村記念館」です。展示物はいろいろです。この記念館で想像力を温めて、近くを歩くとなかなか楽しい文学散歩になります。


 ・ 彫塑「板谷波山像」(吉田三郎作)
 ・ 芥川龍之介の書簡
 ・ 香取秀真の歌幅「上野山 祝新居歌」
 ・ 岩田専太郎の木版画{こゆき」
 ・ 田河水泡の色紙「のらくろ」
 ・ 野口雨情の書画  etc. 

  *今日で、鯉のぼりのテンプレートは終了です。

 


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