【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

藤原歌劇団80周年記念公演:プッチーニ「蝶々夫人」(於:新国立劇場オペラパレス)

2014-07-05 20:50:50 | 演劇/バレエ/ミュージカル

            
                     (上記画像の蝶々さん役は、佐藤康子さんです)

 オペラは1年に1度くらいしか行きません。


 藤原歌劇団という伝統ある劇団があります。その藤原歌劇団の舞台を一度観たいと思っていて、さがしたところプッチーニの「蝶々夫人」があったので、出かけました。

 「蝶々夫人」はあまりにも有名です。アリアの「ある晴れた日に」は中学校の音楽の時間に「鑑賞」で習います(今はどうか知りませんが)。ストーリーは日本の20歳より少し前の蝶々夫人の悲劇です。舞台は長崎。蝶々さんは武家の生まれでしたが、家が没落し芸者になって過ごす毎日。結婚斡旋人のはからいでアメリカの海軍士官ピンカートンと結ばれます。
 蝶々さんは心から純粋にピンカートンを愛していましたが、そのピンカートンは蝶々さんを現地妻としてしか考えてなく、本国に帰ってしまいます。蝶々さんにはお腹に子供ができていました。数年待てばかえってくるものと信じて、蝶々さんはピンカートンを長崎で待ち続けます。

 しかし、ピンカートンは本国アメリカで、アメリカ人女性と結婚していました。3年後、ピンカートンは再び長崎に立ち寄ります。婦人のケイトを連れて。ひたすら信じてピンカートンを待っていた蝶々さんは、事実を知って、自害します。それが武家に生まれた女性の道でした。

 藤原歌劇団創立80周年の記念公園。主演の蝶々夫人に清水知子さん、ピンカートンにはステファノ・セッコさん。荘厳な舞台での堂々たる歌唱力。オペラは総合芸術です。

            


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