【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

「天使がくれた夜-この肩にそぼ降る雨のやさしさよ」(WIZホール)Musical Guild q.

2012-11-04 00:18:52 | 演劇/バレエ/ミュージカル

             

 Musical Guild q.第7回公演「天使がくれた夜-この肩にそぼ降る雨のやさしさよ」(WIZホール)があったので出かけてきた。ミュージカルである。知り合いが出演していたので、チケットを購入した。


 若い人が踊り、歌い、そこにはちゃんとシリアスな物語がある。

 大手の広告会社「電邦」で将来を嘱望されたエリート広告マン杉山徹は、ライバル会社との落札競争に勝利し、得意の絶頂にあった。しかし・・・・。杉山の部下に対するセクハラ行為がもとで、会社を追われることになる。
 路頭に迷うことになった杉山であったが、幸か不幸か、街頭のチラシ配りを生業とする零細広告会社「ミュウ企画」の社長、村井裕子い拾われる。家庭は崩壊していた。失意のどん底におかれた杉山。

 出勤の初日。「ミュウ企画」の街頭販売促進の行動中、かつて自分の部下として使っていたキャンペーンギャルの梶井芽衣にばったり出会い、情け容赦のない侮りの声を投げつけられる。
 そこに現れたのが蒼井若葉という女の子。舞台にたつことを夢見て街頭販売促進のアルバイトで生活費を稼いでいる彼女は、杉山に「あなたの夢は?」と問いかける。杉山はその声をきっかけに夢を取り戻す不思議な一日を経験する。
 フリーターの一ノ瀬というパパラッチのような写真オタクがいい味をだしていた。この人間はオタクがなぜ悪いのかという歌を歌うが、その存在によってこのミュージカルの幅が少し広がって面白みをみせた。

 場面が「ミュウ企画」の販売促進の行動隊一員である杉山とかつての電邦のエリート社員時代だった彼とで、いったりきたり転換するので、そこを気をつけていないと展開がわからなくなる。


 ストーリーはざっとこのようだが(チラシのあらすじを参照)、これだけではこの舞台の面白さ、愉しさはわからない。ふんだんにミュージック・ナンバーがでてくるので、それだけでも気持ちがすっきりする。なかには、アマチュアとは思えないいい声量をもった女の子がいた。
 かと思うとかなりアグレッシブはダンスが舞台の熱気をもりあげる。みんな上手だ。本当によく体が動き、反応していた。お見事。

<配役>
杉山 徹(伊藤丈雄)
蒼井若葉(横井恵)
村井裕子(三浦香奈)
多田郁馬(伊藤慧)
梶尾芽衣(斎藤清美)
柏木美姫(影島沙絵)
早坂天音(柿沼絵美)
一ノ瀬和也(岩崎慧)
綾部康介(安藤宏紀)
宮間 唯(井村亜希子)
尾崎啓一(春日御菓子)
篠山あずさ(石村麻子)
杉山涼子(鈴木千夏)

作・演出  田中広喜
作曲    金井 信
振付    原 津加沙
歌唱指導  金田まり子

美術    浅井裕子
演技指導  犬塚浩毅
衣装    黒田深幸
照明    高野勝征
音響    須藤 浩
舞台監督 土居三郎
制作    横山一則
製作助手 たなか直子・壬生吉秋
チラシデザイン 高橋恵里奈
パンフ制作 前野秀雄 


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