【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

銚子市のまちおこし

2008-02-22 00:11:18 | 地理/風土/気象/文化
信田臣一『クジラが元気をくれるまち』寿郎社、2001年
          クジラが元気をくれるまち―千葉県銚子市発「まちおこし」のヒント
 銚子のまちのことがよくわかる本です。漁業と醤油のまちであり,現在ではキャベツとメロンでも有名な銚子は,江戸時代には江戸につぐ第二の人口を誇っていました。

 東北,和歌山から船が入り,利根川から貨物が江戸へ。水運のまちとしてにぎわっていました。

 「親潮」のめぐみ,漁獲に恵まれたものの,昨今は経済的に低調です。そこで民主導の地域おこしが「世紀越え」の前後から始まったのです。

 イルカとクジラのウォッチング,「日本一早い初日の出 」。歴史を振り返るなかで,銚子のシンボルである犬吠埼灯台の調査が進み,「犬吠埼灯台資料館」の建設計画も決定(この本出版当時は計画でしたが、現在ではすでに完成しています)。これからは「観光」と,力が入ります。

 しかし、水産業が今後も基幹となることに変りはありません。「地域活性化」のために,「水産業」と「観光」の両輪をどのように利用していくかが地域活性化の要です。「フィッシャーマンズワーフ」は,それに向けたひとつの提言です。

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