【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

心を震わせる川畠成道さんの演奏(ヴァイオリン)

2009-03-30 00:11:13 | 音楽/CDの紹介

川畠成道「次の10年を織り成すために~デビュー10周年の回顧と誓い~」    
       ピアニスト:寺嶋陸也   音楽プロデューサー:中野雄 
  

                                  バイオリンを持つなりみち
  
  川畠成道さんのサロン形式での演奏を聴きました。今回の曲目は、下記のとおりです。最初、挨拶のあとにビターリの「シャコンヌ」から入りました。この演奏で、小さな会場は一気に川畠さんの音楽の世界になりました。
 音楽プロデューサーの中野雄さんが曲目を解説し、中野さんのインタヴューに川畠さんが応えるというかたちで進みました。

 川畠成道さんの演奏はいつも、心に沁み、心を震わせます。思わず、涙腺がゆるみます。とくにヴァイオリンの高音の細い音色が好きです。
 
 クライスラーの2曲は有名な作品ですが、ヴァイオリニストでもあったクライスラーは自分で弾くために、この作品をかいたのではないかということでした。「愛の喜び」にはウィーンの楽隊(シュランメル音楽)の響きが書き込まれていて、この雰囲気がこの作品をいいものにしているということでした。

 リムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」は、何度聴いても、楽しく、本当に熊蜂が飛んでいるようであり、ユニークな曲です。

 アヴェ・マリアは、川畠さんが出会った曲です。作品と演奏家との出会いは、重要だそうです。出会いは偶然のようであり、しかしその演奏かにとって確固たるものとなると必然のようにも思えます。魂のこもった演奏でした。 

 ・シャコンヌ(ヴィターリ)
  ・愛の悲しみ(クライスラー)
 ・愛の喜び(クライスラー)
 ・歌の翼に(メンデルスゾーン)
 ・熊蜂の飛行(リムスキー・コルサコフ)
 ・からたちの花(山田耕筰)
 ・サクラ変奏曲(玉木宏樹編曲)
 ・オブリヴィオン(ピアソラ)
 ・鮫(ピアソラ)
 ・アヴェ・マリア(グノー)
 ・チャルダッシュ(モンティ)

 *なお、2009年2月21日付のこのブログに川畠さんの著作『僕は涙の出ない目で、泣いた』扶桑社の紹介をしています。

 川畠成道さんの公式サイト ⇒  http://www.kawabatanarimichi.jp/


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