アントニオ・マンジーニの『汚れた雪』を読みました。
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アルプスのイタリア側、モンテリーザに近いスキー場シャンボリックで、コース整備をしていたピステンが、迂回路で人間をひいてしまいました。ローマ警察から何かの不祥事で麓の警察署に飛ばされて来た副警察署長のロッコは部下のイタロとともにこの件を担当しました。単なる事故なのか、それとも事件なのか調査を開始しました。
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被害者は、スキー場近くの集落でホテルを経営している人物でした。地元の出身者ではありませんが、地元の女性と結婚して宿を経営していました。彼女は飛び切りの美人で、かつてはスキー場のインストラクターと付き合っていました。ロッコは麓の町とスキー場を行き来しながら関係者に話を聞いて行きます。
ロッコの描かれ方がハードボイルドで、彼は汚い仕事にも手を出す人物です。怪しげな判事も登場して、「ここはイタリアだろ?」などと言い放ちます。ミステリーとしてもしっかりしていて、謎解きの部分など、アガサクリスティーバリです。面白かったです。
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