日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

アマゾンの料理人

2018-06-26 05:15:45 | 読書
太田哲雄さんの『アマゾンの料理人』を読みました。



この本はイタリア、スペインなどで料理の修行をして来た料理人の太田哲雄さんが、ペルーの郷土料理の美味しさに驚き、最終的にアマゾン流域の食材を求めて現地へ分け入って行くという体験記です。太田哲雄さんは長野県白馬村の出身で、高校卒業後すぐにイタリアに語学留学し、さらに現地のレストランで修行を始めた料理人です。僕は彼のお母さんが白馬村でやっているお店のファンで、白馬にスキーに行くと必ず寄っています。



今年の春休みに白馬に行った時に、すみれちゃんのお母さんが息子さんの出版記念パーティに行っていると聞いて、この本の存在を知りました。以前から息子さんが三軒茶屋でイタリアンレストランをなさっていることは聞いていました。彼の弟さんが経営しているペンショングラスハウスにもよく泊まって、弟さんの料理にも感心していたので、お兄さんのお店もすごいのだろうとは思っていました。



この本は、前半はイタリアそしてスペインの超一流店での修行時代の事が書かれています。僕の勤めている高校にも食物科があって、卒業生の中にはフランスやイタリアで修行する人がたくさんいます。その実態がどういうものなのかよくわかりました。その後彼はペルーの料理に出会い、ペルーに渡って地元の郷土料理を学びます。さらにアマゾンの奥地に飛び込んでいきます。その行動力には感心しました。また、こんなアマゾンの奥地でも環境破壊の影響が大きい事にも驚きました。

この本はマスコミなどにもずいぶん紹介されて話題になったようです。うちの食物科の生徒たちにも読んで欲しいと思いました。
コメント
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