黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『黄昏の異邦人 魂葬屋奇談』九条菜月(中央公論新社)

2007-08-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
終業式を終えた相原深波の元に、見知らぬ客がやってきた。彼は魂葬屋であるユキの弟子で、魂葬屋見習いの千早……名前は日本風だが、容貌は外国人そのもので、あやつる日本語も怪しげ……と、使い魔見習いの胡白(外見は鳩。でも飛べない)だという。
深波の元に行くようにと指示されたというが、何のことだかわからない深波はユキを探す。
千早は、外国で暮らしていたが、たまたま来ていた日本で死亡した為、ここで魂葬屋になることにしたという(壁がある為、故郷には戻れない)。
その後、鳩が大嫌いなユキに頼まれ、最終試験のサポートを引き受ける羽目になった深波は、試験課題である魂を求めて町中を東奔西走。おまけに胡白が話しているところを小学生・時任晶に見られてしまったりして苦労が絶えない。
しかも千早には不審な行動があり、仮世(あの世)から調査員・矢那が彼を監視する為にやってきて……表題作他、矢那が魂葬屋だったころのお話、余話『茜色の追想』を収録。

シリーズ第3作目。
今回初登場の矢那さんの、見た目の硬そうなイメージを裏切ってるところが、ちょっと楽しいですね(笑)。今後も期待♪

<07/8/27>