黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『美しき傷』シャンサ(ポプラ社)

2007-08-17 | 読了本(小説、エッセイ等)
マケドニア。残虐な父王・フィリッポス2世と悲しみに囚われた母・オリンピアスに育てられた孤独な少年、アレクサンドロス。少女のように弱い存在であった彼は、やがて美しい戦士へと成長する。しかしそんな彼が愛するのは、自分と同じ男性ばかり。
策略に長けた実力者たちを思うままに操り、東へ、東へと領土拡大の激しい戦いを繰り広げるアレクサンドロス。
一方、ステップ地帯に暮らす、戦う女性ばかりの部族・アマゾネスの女王タレストリア。部族に、昔から伝わる伝説から男性を愛すること、子を生すことを固く禁ずる掟があった。
そんな二人は出逢い、互いに運命を感じ、ひとめで恋に落ちる。タレストリアは部族を離れアレストリアとなりアレクサンドロスの王妃となる。そんな彼女に昔から傍で仕えていたタニア(アニア)は……

『碁を打つ女』同様、アレクサンドロスとアレストリアとアニアの視点で順に語られているのですが、アレクサンドロスの“私”はまだしも、アレストリアとアニアがどちらも“わたし”で混在してるのが微妙にわかりにくい気が;

<07/8/17>