黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『フィンガーボウルの話のつづき』吉田篤弘(新潮社)

2007-08-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
“世界の果てにある食堂”を舞台にした物語を書きあぐねている作家・吉田氏は、ひょんなことから奇妙な連作小説を予告して消息不明となった謎のイギリス人作家ジュールズ・バーンの存在を知る。彼が書くはずだった連作のタイトルは、“フィンガーボウルの話のつづき”。そして“6桁、あるいは7桁の数字”の付いたメモが残されていた。
そこから、彼が書こうとしていた話は、それぞれに違うナンバリングがされていたというビートルズの“ホワイト・アルバム”に着想を得ていたのではないかと考えた吉田。
それをきっかけに、ジョン・レノンを待たせたことがある男の話、横浜にあるという閑人カフェの話、ラジオから聞こえた声の持ち主に会いに行く話など、“ホワイト・アルバム”を持つ人々から話を聞く……

これだけ読みのがしていたのですが、ようやく読めました♪
このお話のように、実際に吉田さんも30枚以上のホワイトアルバムを入手されていて、それぞれのお話も書かれていたという裏話を某所で読み、他のも読んでみたい~と思っていたり(笑)。

<07/8/12>