黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『お楽しみはこれからだ! Jazzy Murder』真瀬もと(早川書房)

2006-08-20 | 読了本(小説、エッセイ等)
1927年。禁酒法の時代。
優秀な犬を多数輩出している犬舎を所有するイギリスのハドワース伯爵家に仕えるメイド、ケイト・ウッドワードは、犬を一頭所望するハリウッドの有名女優、メグ・ライリーに、コッカースパニエル犬・アビーを届ける役目を仰せつかり、渡米することに。
そんな彼女には、もうひとつの目的があった。それは今は亡き叔母・クレアの夫で、ロンドン警視庁で警部だったエドワード・シドニーを連れ戻すこと……彼は現在、アメリカで写真家として活躍しているのだが、娘のアリスをウッドワード家に預けたきり、手紙も寄こさず帰って来ようとしないのだった。
まず第一の目的である、犬を届ける為、エドワードと共にメグに会ったものの、見た目とは裏腹にわがままな彼女は、アビーを気に入らず、受け取りを拒否。結局、アビーは再びイギリスへ連れて帰ることに。
その後、エドワードのスタジオに行くと、そこには元ハリウッド女優のミランダ・デフォーが待っていた。彼に相談したいことがあるのだという。しかしその翌日、外出から帰ってきたケイトは、そこでミランダの遺体を発見してしまい……。

アビーも可愛く、ケイトも元気な女の子で楽しく読めました♪
微妙に、裏表紙の内容説明に作為を感じなくもなかったり(妙にメイドを強調しているような/笑)。

<06/8/20>