黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『翼とざして アリスの国の不思議』山田正紀(光文社)

2006-08-09 | 読了本(小説、エッセイ等)
1972年8月。大学生・瀬下綾香は、ふとしたことから右翼団体・日本青年魁別働隊のメンバーと知り合い、大学の後輩・伊東紗莉と共にその活動に参加することに。
日本をはじめ各国が領有権を主張する南洋に浮かぶ無人島・鳥迷島に上陸し、他の国に先駆け、島にランドマークを打ちたてようと計画した団体のメンバーたち。ところが島へ到着初日。紗莉が崖から突き落とされてしまうのを目撃した綾香。しかし彼女が見た犯人は、綾香自身?
そんな中、他のメンバーも次々と殺される事態に……。

タイトルからファンタジックなお話かと思いきや、設定から、70年代に学生運動、と予想を裏切る展開(笑)。
トリックは微妙ですが(笑)、妙な酩酊感のある作品でした。

<06/8/9>