黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~』オノ・ナツメ(小学館)

2006-08-12 | 読了本(漫画)
イタリアのとあるアパートで共同生活を送る個性豊かな4人の独身男……ルーカ、チェレ、アル、マッシモと、あまった“5番目の部屋”に かわるがわる下宿する留学生たちの織り成す連作集。

語学留学の為、イタリアにやってきたシャルロット。しかしヒッチハイクで乗ったトラックにバッグを置き忘れ……Capitolo1、
冬になり留学生が減った為、5番目の部屋に下宿人を募集、早速イラストレーターを目指す青年がやってきた。彼は写真家を目指す恋人と共にこの町にきたのだが……Capitolo2、
もうすぐナターレ(クリスマス)。チェレの誕生日が25日だと知った皆はパーティーを計画するが……Capitolo3、
ある日、外出から帰ってきたアルの様子がおかしい。どうやら、立ち寄った店で昔の奥さんを見かけた為らしい。アルにほのかな想いを寄せるシャルロットが真偽を尋ねると……Capitolo4
マッシモの恋人・アンナに子供が出来、2人は結婚することに。それに伴い、下宿人たちはそれぞれ家を出ることを決め……Capitolo5、
最後の下宿人ブルックは、ロサンゼルスから来た老婦人。映画好きだという彼女は、実はシナリオライターで、彼等をモデルにシナリオを書きたいという……Capitolo6、
それまでいた部屋のルームメイトと喧嘩をして部屋を出たアル。入った店でマッシモと出会い、彼の下宿に住むことに……『IL SUO POSTO~彼の場所~』、
下宿人だった日本人・アキーオ(秋雄)。1月末に日本へ帰国することになった彼は、最後のナターレを皆が故郷へ帰った下宿で一人過ごす。そこへ……『NATALE IN ITALIA』、
大晦日。一足はやく帰ってきたアルと共に年を迎えたアキーオ。年が明け、雑煮を作っていた彼の元に、ルーカやマッシモも帰宅し…………『CAPODANNO~元日~』。

個人的にCapitolo4のアルとシャルロットのエピソードが微笑ましくて好きです♪
……あと、チェレのヅラが(笑)。

<06/8/12>


『さらいや五葉 一』オノ・ナツメ(小学館)

2006-08-12 | 読了本(漫画)
貧乏浪人・秋津政之助は、腕は立つものの生来の頼りなさそうな外見からクビになってばかり。
そんな彼は、ふとしたことから知り合った遊び人風の男・弥一から用心棒の仕事を依頼される。
ところが、弥一は“五葉”と名乗る賊の頭。とまどいつつも、彼等の手伝いをすることになった政だったのだが……。

前回読んだ『リストランテ~』とは、全く異なる設定のお話(時代もの)ですが、また違った感じで楽しく読めました。
謎めいた弥一さんが気になります~(笑)。

<06/8/12>


『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘(暮らしの手帖社)

2006-08-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
ある街に越してきた青年・大里。アパートの大家・大屋さんからオーリィという愛称をつけられた彼は、数年前に古い映画の端役で登場する女優・あおいに恋し、以来わずかな彼女の登場シーンを見る為だけに同じ映画を何度も観に行く日々。
そんな彼は、ある日食べた、街のサンドイッチ屋・トロワのサンドイッチに、毎日通い詰めるほどに魅せられる。
やがて店主の安藤から店で働かないかと誘われた彼は……。

サンドイッチが食べたくなるお話ですね~、本当に(笑)。そしてその傍らには美味しいスープが欲しくなります♪

<06/8/12>