黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ジャン・ランプリエールの辞書』ローレンス・ノーフォーク(東京創元社)

2006-05-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
18世紀のジャージー島。子爵家の美少女・ジュリエットの水浴姿を見てしまった父・チャールズは、あたかもディアナの水浴姿を覗き見た為に八つ裂きにされたアクタイオンの神話を再現するかのように、猟犬に噛み殺された。
父の遺産相続の為、ロンドンに赴いた青年、ジョン・ランプリエールは、祖父が交わした東インド会社に関わる不可解な合意書の存在を知る。
やがて、神話として本に描かれた事柄が現実の事件として起きるに及び、医師から“投影的他覚的辞書語彙反響動作症”と診断されたジョンは、辞書の執筆を勧められ、その執筆に勤しむことに。
そんな彼の周辺で起きるさまざまな事件、そしてその影で暗躍する秘密組織・カバラの正体とは?

『古典籍固有名詞辞典』を編纂した実在の人物、ジョン・ランプリエールを主人公に展開するお話。かなりペダンティズム溢れた感じです。厚い上に、字が細かい。おまけに2段組(笑)。
視点がぐるぐる変わるので、読んでるうちに微妙に何だかわからなくなったり;
お願いだから、人物表希望(笑)。

<06/5/23~26>