1972年、アムステルダムのインターナショナル・スクールに通う16歳の少女である“私”は、父・ポールの書斎で一冊の古い本を見つける。
竜の挿絵がひとつあれ以外は何も印刷されていないと奇妙な本、そして“不運なるわが後継者へ”という書き出しの宛名のない手紙の束だった。
娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父が少しずつ語り始めたのは、彼が学生時代の物語。
敬愛していた歴史学の恩師・ロッシ教授が、突然失踪……竜の本にまつわるすべての資料を残して。
そんなロッシの行方を捜し奔走する中で、たどり着いたドラキュラにまつわる話と、彼を付け狙う謎の影。そしてそんな中で、一人の女性・ヘレンとの出会いが……。
ところが、そんな話を聞いていた旅の途中で、父が手紙を残し、失踪。残された私もまた、オックスフォード大のバーレイと共にドラキュラの謎を追うことに……。
ポールはロッシを、私はポールを追う形で、話は平行しながら順に語られていきます。
構成的には面白いですが、時々混乱してどちらだかわからなくなったり(笑)。
あとは必然性とか、微妙な箇所もありますが、次巻に期待(笑)。
<06/5/20,21>
竜の挿絵がひとつあれ以外は何も印刷されていないと奇妙な本、そして“不運なるわが後継者へ”という書き出しの宛名のない手紙の束だった。
娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父が少しずつ語り始めたのは、彼が学生時代の物語。
敬愛していた歴史学の恩師・ロッシ教授が、突然失踪……竜の本にまつわるすべての資料を残して。
そんなロッシの行方を捜し奔走する中で、たどり着いたドラキュラにまつわる話と、彼を付け狙う謎の影。そしてそんな中で、一人の女性・ヘレンとの出会いが……。
ところが、そんな話を聞いていた旅の途中で、父が手紙を残し、失踪。残された私もまた、オックスフォード大のバーレイと共にドラキュラの謎を追うことに……。
ポールはロッシを、私はポールを追う形で、話は平行しながら順に語られていきます。
構成的には面白いですが、時々混乱してどちらだかわからなくなったり(笑)。
あとは必然性とか、微妙な箇所もありますが、次巻に期待(笑)。
<06/5/20,21>