黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『庖丁人轟桃次郎』鯨統一郎(早川書房)

2005-11-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
元ホステスをしていた福嶋彩乃が営む小料理屋『ふく嶋』。そこへ店舗買収を目論む『加賀屋』の加賀善蔵が現れ、店を賭けた料理対決をすることに。名人といわれる7人の料理人を擁する加賀に対するのは、『ふく嶋』の板前・轟桃次郎。
一方、店の近辺では、罪なき善良な人々を殺しておきながら、ぬくぬくと生き延びている殺人犯たちが、何者かに庖丁で惨殺されるという奇怪な事件が続発していた……。
『冥福を祈るな』『死んでゆくのはなぜか』『悪ふざけは嫌いだ』『厭なことは忘れよう』『俺は悪魔か』『怖い人はいなくなれ』『いつか罰があたる』の7編収録の連作短編集。

短編集ですが、どの話も展開がほとんど同じなのであらすじはまとめてみたり。
とてもブラックなお話です~(結末が特に/笑)。
桃次郎自身のことがほとんど謎のままなのが、ものすごく気になるのですが……(笑)。

<05/11/18>