黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『少女には向かない職業』桜庭一樹(東京創元社)

2005-11-01 | 読了本(小説、エッセイ等)
山口県下関市の沖合いに浮かぶ島で暮らす、13歳の少女・大西葵。
人前では明るい彼女だったが、アル中で暴力をふるう義父や、自分を理解しない母親と暮らす日々に、深く憂いていた。
そんなある日、あまり話す機会のなかった級友・宮乃下静香と出会い、以後彼女と言葉を交わすようになる。ふと葵が口にした義父への憤りに対し、彼を殺す方法を教える静香。
そして二人の少女は……。

少女の描写が巧みな作者だけあって、不安定なこの年頃の心の葛藤をうまく表現されている作品でした。
……ただ、重いというか、痛いというか……;

<05/11/1>

† 新刊情報(05/11前半) †

2005-11-01 | 読了本(小説、エッセイ等)
11/1
津守時生『揺らぐ世界の調律師 1』角川書店(文庫:ビーンズ)

椹野道流『貴族探偵エドワード 銀の瞳が映すもの』角川書店(文庫:ビーンズ)

谷瑞恵『伯爵と妖精 取り換えられたプリンセス』集英社(文庫:コバルト)

木村裕一『まんげつのよるに あらしのよるに7』講談社

11/上
西尾維新『ネコソギラジカル 下 青色サヴァンと戯言遣い』講談社(ノベルス)

辻村深月『凍りのくじら』講談社(ノベルス)

高里椎奈『フェンネル大陸偽王伝4 闇と光の双翼』講談社(ノベルス)

11/4
栗田有起『マルコの夢』集英社

11/10
近藤史恵『青葉の頃は終わった』光文社(文庫)

11/11
吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』筑摩書房(文庫)

11/15
山本一力『深川黄表紙掛取り帖』講談社(文庫)