長距離戦の逃げ馬は盲点になると言われる。絵にかいたような結果になった。あまり下馬評が高くなかったアイアンバローズだったが上手く逃げられた。二着のテーオーロイヤル、マイネルウイルトスは共に5，6番手で追走し流れ込むように２-３着、４着のワープスピードも５番手。つまり、前前決着で、後ろから来る馬にはチャンスの無い競馬になった。上がり最速の３３．９秒で二着になったテイオーロイヤルはもう少し位置取りが前ならと思わせる内容だった。
この勝利は今後語り継がれるであるぐらいに凄い歴史的な勝利になった。強いライバルが今年は三冠牝馬だったリバティーアイランドになっただけに、どんなドラマが待っているかと思ったがまさにワンマンショー状態。中3週など全く問題なし。レースが終わってから、この後、有馬記念はさすがにないだろうと思ったら、引退報道が出た。功成り名を遂げた結果なので、次のスターに期待したところだ。血の伝承がどうなるのか？楽しみな馬でもある。
