やはり、レモンポップにとって東京ダート1400ｍは庭を走るようなものだろう。危なげない完勝だった。あと一ハロン伸びるフェブラリーステークスの1600ｍは曲者だけど。この距離の適性は抜けたものだろう。伏兵ととして指名したセキフウ、ヘリオスは１３着と１５着、橋馬で固めのティエムサウスダンはあろうことか１４着。頭が決まって指名した橋馬がことごとく馬群に沈んだ。結果は超本命サイドだったが当たらない時はこんなものかと半ばあきらめに似た心境になった。
岩田騎手と奥村調教師の絶大な信頼関係に根差した、挑戦は今回の勝利ではなくG１勝利への通り道にしたかったはずだった。それゆえにどうしても勝たせたかったレースでまさに執念といえる。馬も生き物なので何か伝わるものがあったのかもしれない。レース運びは完ぺきだったが、馬の頑張りも半端じゃなかった。ダイヤトニックの勝利から、岩田騎手の不死鳥のような騎乗が続くが今年は目を離せない存在として復活してくるのではないか。３着のユーバーレーベンはデムーロ騎手のお得意のまくりが嵌って見事な好走だった。ガイアホースは成績的には勝たなけれいけないメンバーだけに物足らない成績だった。
