一筋縄ではいかないダート路線、レパードSで新星が現れたが、有力馬は五指に余る。中でもJCダートで思わぬ敗戦を喫した、カフェファラオが最も注目されるだろう。ユニコーンSで5馬身差で退けた、デュードバンからさらに遅れて入線した、ケンシンコウがレパードSを勝利したので混とんとしてきた。JCダートを制したダノンファラオ、8着に敗退したもの兵庫チャンピオンシップを制したバーナードループも侮れない。12月のチャンピオンカップが楽しみだ。
レース回顧を読むと、デュードバンの敗因に距離が挙げられていた。青竜S(東京1600m)優勝、ユニコーンS(東京1600m)二着この成績を見ると、明らかに格上の判断をしてしまう。競馬とは分からないもので、馬場状態が先行有利を作り出し、逃げたこともないケンシンコウが先行してそのまま逃げ切ってしまった。力がなければできないことで、ユニコーンS3着も注意すべき成績だったのかもしれない。
勝利騎手インタービューを聞くとやはり枠順の事がコメントに出ていた。小回りコースでは位置取りが重要で、その意味ではレッドアネモスは良い位置を取れて展開が向いたという事だろう。スカーレットカラーは出足の悪さが響いて逆に位置取りが悪くなったが、岩田騎手は外を選択せずインコースにこだわり、縫うように伸びてきた。スカーレットカラーには相手も格下で、これぐらいは走れると考えての騎乗だったのだろう。コース巧者のリープフルウミラヒも後方に位置して、届かず。フェアリーポリカは52k→54k→56kと増量されてきたのも堪えたのだろう。