CLASS3103 三十三組

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平清盛  そこからの眺め

2012-11-11 20:47:54 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
視聴完了であります
重盛死んでしまいましたね、本当に死んだ今回より
死にそうだった前回のほうが感情移入できました
というか、あの爺どもの喧嘩が
醜く恐ろしいものという対比として出てきて非常によかった
つまるところ、
場面のとおり、最初から最期まで、重盛はあの二人のおもちゃでありました

そんなうすぐらい情勢をまざまざと見せ付けつつ、
相変わらず能天気というか、オプティミストの鑑のような
藤原摂関家の何度目かわからない酷い目を見て
ほくそえみつつ、ものすごい勢いで断罪が行われました
怒りの具合といい、そこで一気にまくっていく様といい
清盛の恐ろしいところが、ありあり描かれていて
すばらしいできばえでありました
そうだ、ああでないと悪の巨人ではないが、
一人の時代人として清盛が出てこない
すっかり悪役になってきてて楽しいかぎりであります

その正義側として描かれたかのように
源氏もちゃくちゃくと足がかりが進んでいて
うつ病からすっかり回復した頼朝が楽しげでよかったですね
知らないうちに、政子のイメージカラーが黒に
固定されているようでありまして
あれはあれで、美しいというより怖いというイメージが
秀逸にあらわされていると惚れ惚れするところであります
白い源氏の御曹司と、支える黒い妻
すばらしいですね、誰がどう聞いても頼朝と政子だ

ともかく、抜群の恐ろしさをもって
清盛が頂点をのぞいたその景色がどうなのか
てっきり見せてくれるんだろうかと思ったんだが
それは写さず、ただ、薄暗い法皇様を写すとか
暗雲を描いたようでもありましたし、
その先が、現在であるというなんか
アイロニー的な何かだったんだろうかと考えさせられたり
ちょっと新しい感じだと
楽しめたのでありました

あと一ヶ月少々、速いものであります
楽しみで仕方ありません
目が離せない


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