CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

光る君へ  まどう心

2024-03-20 20:17:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
今更ようやっと見終わったのであります
すれ違いだねぇと、にやにやしながら見てしまったんだが、
随所に多様されるギターが泣く劇伴が、かっこよすぎて凄いと
平安時代とロックという組み合わせにおののくばかりでありました
話しもいいんだが、やりすぎなくらいの音楽がまたいいな

道長が、しっかりと藤原家の一人として
ちゃんと政治(といっていいのか)に関わっていくのが、
これまでと大きく変わったところにも見えるのだが、
権力を得るということをはっきりと理解していて、
その通りにふるまえるというのは、ある種の才能だなと思わされるばかりであった
周りの喧騒なんぞ知ったことではないという強さというのが
父親はともかく、息子たちそれぞれにも備わっていて、
またそうでなくてはならないという諦観みたいなものすらあって
すごみがあって楽しかった

一方で、まひろ一家がどうなるかしらの部分が
まぁ、絵にかいたような転落というか、情けないありさまながら、
それをまひろが解決しようと奔走というあたりが、
今までの女性主人公大河にありがちなそれなんだけども、
全然嫌味じゃないというか、まぁ、ちょっと無理があるだろうと思いつつも
それをものすごく塩々で対応されて跳ね返されるというのがよくて
虫けら呼ばわりされるというのが、残酷ながらそりゃそうだというあたり
両面が描けていて、よくよく伝わってきてよかった
そもそも、よく会ってもらえたな、もしかしてなんかあるかと思ったんだろうかと
考えたりするけど、とりあえず一回は聞くという姿勢は、
一貫しているそれなので、別段おかしなことではなかったのかもしれない

ともあれ、巧みに息子たちのことも利用していくし、
穢れ払いのあたりを喜ぶとか、なんといえばいいのか、
晴明含めて、そういったものを信じているとかいないとかを超越して
徹底的に利用しているというところもあるが、決して軽んじていないないとは思っていないのか、
あるいは、そう思ってしまうと、そのせっかくの力がなくなってしまうことを知っているというのか
ともかく、これが絶妙で、権力とか、信用とか
眼に見えないものを最大化する利用手腕が抜群であるなと
感動するほどでありました

先がある意味読めないので、非常に楽しいことばかりながら
早くつづきが見たいと、わくわくしながらまた待つ日々である


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