CLASS3103 三十三組

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【読書】メガトレンド 世界の終わりと始まり

2018-12-10 21:05:11 | 読書感想文とか読み物レビウー
メガトレンド 世界の終わりと始まり  著:川口 盛之助

久しぶりに真面目な本を読んだ
そういう気分になった次第であります
メガトレンドという、世界の今後を占う内容を語ったもので、
面白い試みから未来を予測する本でありました

9つのタームで未来予測をしていくわけなんだけども、
最初のほうが意欲的というか、非常に興味深くて、
世の中に蔓延する何年に何ができるという情報を網羅して、
未来に何が起きていくかを辿ったものだったり、
世界の著名な学者(賢者)が予想した未来図をあれこれ並べたりと、
矛盾など超えて、あれこれと調べてみて
一種の傾向を見ようという試みがあって
非常に面白かったのでありました

最終的には、それを得て、何かこれという未来が語られるわけではなく、
それを書いた人たちの思いや、期待なんかが、ふんだんに含まれていることがわかったと
まぁ、よくよく考えてみれば当たり前じゃんみたいなことが
すらっと書いてあったんだけども、
どんな頭のいい人でも、そういったバイアスにさらされてしまうものなんだと
改めて思い知らされたのでありました

本質ではないところに感心してしまったのだが、
ともあれ、実際にメガトレンドを見ていくと、
日本が先行して年寄り化していくということがデータで示されたり、
ただ、こういう国家の老化なるものは
新興国でも、相当のスピードで訪れてきているのだそうで、
後発組は、先発よりもはるかに早いスピードで
そういった時代を過ぎてしまうので、結局は
みんな一度によろしくなくなるのではないかとも思われるというのが
大変興味深い指摘でありました

モノをシェアするという思想や、
国家という概念の崩壊めいたことも、もっと柔らかい言葉で語られていて
実際にそうなっていく世界というのが見えてきて
これまた面白いと思えたのでありました
今までと同じことが続くわけではないと
当たり前のことに、データが如実に語るというのが
いいなぁと思ったりしたのでありました

特に、これをと思い描いたわけでなく
これを読んで面白かったと
ちょっと離れてみた感想になってしまったのだけど
まずまず満足したのでありましたとさ
どうやって生きていこうかねぇ


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