CLASS3103 三十三組

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【読書】新訳 ロミオとジュリエット

2024-09-11 21:05:46 | 読書感想文とか読み物レビウー
新訳 ロミオとジュリエット  作:シェイクスピア

新訳とあるが、本当の意味での新訳といったらいいか、
アレンジはおそらくない、原作を訳しなおしたものだそうで、
2004年にヒガシと瀬戸朝香で上演された脚本と同じだそうな

ふわっとした情報というか、もはや古典なので
おおよそのあらすじみたいなのは、いくつか知る機会があったけども
ちゃんと本作を読んだことがないので、これが初読みでありました

当然ながら脚本なので、キャラクタのセリフと簡単な情景説明があるだけ、
驚いたのは、割とテイストが軽いというか、
軽妙な軽口の叩き合いで話しが進むというところで、
このダジャレめいたものが、セリフのテンポと劇の進行を司っているそうで
深読みしていくと、とんでもない世界であるというのは
もろもろ、これまた聞きかじりで知っていたところながら
なるほどと思いつつ読んだのでありました

話しは、やっぱり知っている通りだけども、
思った以上にスピーディーで、ロミオが恋に落ちるところ、
その前にもなんか恋煩いをしていたとか、
なんか軽い男だなというイメージなんだが、その軽さとスピードが
情熱の裏返しでもあるのか、些細な行き違いといっていいのか
運命のそれによって狂ってしまう二人の生末というのが
なるほどというか、まぁ、読んでいてこういうものかと思うばかりでありました

実際のところ、敵同士の家というのがあって、
その閥によって、結構簡単に殺し合いに発展してしまう
この早急さというのが、時代性なのかとも感じたりしたわけだが、
あとがきに補完されていたとおり、古典という部類なのだから
もろもろ、今の価値観で考えてはいけないものだろうなと思いつつ
だからといって、これが世界中で読まれているほどの何かを秘めているのか
それがわかるかといえば、さっぱりだったので
読み込みが足らないのだろうか
この訳を丸暗記できるようになると、何かしら教養が身につくのかしらとか
いらんことを考えつつ、キャピュレットという発音しづらい氏を初めて知ったので
メモっておくのである、すぐ忘れてしまいそうだ
モンタギューの方はまだ、聞いたことあるなと思ってたが、
キャピュレットは日本人向けではないよなと感じたら、
日本訳では、カプレットとかもっとわかりやすいのがありそうだったけど
そっちは薬の名前とかに使われているようで、それはそれでここからとったんだろうかと
また、考えさせられるのである
毒薬なのか?

と、教養があがったかわからんが、ともかく、読み終えたので
満足しておくのでありました


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