CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】TOOLS 命を救った道具たち

2014-03-24 20:59:36 | 読書感想文とか読み物レビウー
TOOLS 命を救った道具たち  著:高橋 大輔

ちょっと変り種の本を読みました
冒険家が、大切にしている命を救う道具たち
それらを紹介しつつ、それにまつわる話しを書く
そんなモノレビウであり、随筆でありといった
面白い内容でありました

この人が、いや、冒険家という職業が
もう一つよくわからないので、
読んでいくと、不安といいますか、
事前知識がないまま、冒険の話しを語られるかのようで
なんか、不思議な感じなのでありますが、
なんだかんだ、よくよく読まされる文でありまして、
冒険をしたことないけど、
それの匂いを嗅げるといいますか、
なんか、読んでるだけでわくわくしてくるようで
楽しいのでありました

値段でいえば高価なそれ、その逆、
いかにも冒険に必要そうなそれ、その逆
そんないくつもの道具が、
それぞれの愛着とともに語られておりまして
また、冒険において、道具の価値は重さとともにある、
そんな按配でかっこよかったのであります
いくら便利でも、重いと外れてしまう、
大きく丈夫なかばんでも、重ければ意味がない
そんな按配でありまして
モノのもつ機能性、そこに対してのこだわりというか、
語りが、私のような薀蓄大好き人種には
たまらないものがありました
軍用のかばんが、正方形に近いから、
モノを取り出しやすいし、整理して入れやすいとか
なるほどなぁなんて思ってにやにやするのであります

また、高価なものとして、私でも知っているような、
ロレックスのエクスプローラー2だとか、
すげぇものもあったりするわけでありますが、
これも、その機能に惚れたという具合でありまして
本当によいものに、当たり前のように価値を見出して
その対価を払うということもまた
かっこいいように読めてしまうのでありました
もうちょっと若い頃に読んでいたら
非常に危なかったと想います

あとは、簡易のシャワーキャップは、
非常に役に立つそうなので、どっかのアメニティで
もらってこようなんて思ってしまうのであります