落語の国からのぞいてみれば 著:堀井 憲一郎
ちょっと落語づいていたので、
そんな本でも読んで、知識をつけようと
落語読本ではありませんが、
落語をキーにして、現代を描いてみようという
なかなか面白い試みの新書を読みました
こういう題材が、いかにも新書という具合で
読みやすく、だけども面白いといったところ
なかなか、よい読書でありました
内容は、江戸時代、いわゆる落語で描かれる世界が、
今とどの程度違うか、今の料簡で判断することの無意味さ
そんなことを実例というべきか、
様々な哲学的とも思えるような内容で
書き連ねられています
また、豆知識的というか、事前知識として当たり前とも思える、
月の満ち欠けや、時間の概念について、
非常にわかりやすく解説がなされておりまして、
ようやっと、明け六ツとか、暮れ七つなんていうそれこれを
理解できたのであります
九つを一つの中心にすえて考えるというのは
非常にわかりやすくてよかった
もう迷わないわ、時間が頭に入った感じがいたしまする
その他にも、歩くということについて、
当時は当たり前にそれしかなかったから、
ナンバ走りなんかも、体得というよりも
生活に役立つから、自然と身についたと
そんな具合の説明が、腑に落ちてよかったのであります
早く移動するために、楽に長く速く歩く方法を
あれこれと考えた結果なのでありますというお話
その他にも、死に関する記述だとか、
割と人間は死ぬもんだと、さばさばしていた情景だとか、
結婚は、させられるものだった、
共同体が、独り身でいることを悪と断じていたことなど、
なかなか目をひらくような楽しさがありました
ああ、この時代だったら、俺もけちこんできただろうか
そんなことを考えたりしながら、
いろいろな落語を軽く紹介し、それを得意な噺家を紹介しと、
落語入門としても至れり尽くせりの内容
非常によろしく読んだ本でありましたとさ
おかげで、志の輔らくごを聞いてまわってしまいましたわ
上手い人のは、本当、絵がなくても爆笑してしまいますね
ちょっと落語づいていたので、
そんな本でも読んで、知識をつけようと
落語読本ではありませんが、
落語をキーにして、現代を描いてみようという
なかなか面白い試みの新書を読みました
こういう題材が、いかにも新書という具合で
読みやすく、だけども面白いといったところ
なかなか、よい読書でありました
内容は、江戸時代、いわゆる落語で描かれる世界が、
今とどの程度違うか、今の料簡で判断することの無意味さ
そんなことを実例というべきか、
様々な哲学的とも思えるような内容で
書き連ねられています
また、豆知識的というか、事前知識として当たり前とも思える、
月の満ち欠けや、時間の概念について、
非常にわかりやすく解説がなされておりまして、
ようやっと、明け六ツとか、暮れ七つなんていうそれこれを
理解できたのであります
九つを一つの中心にすえて考えるというのは
非常にわかりやすくてよかった
もう迷わないわ、時間が頭に入った感じがいたしまする
その他にも、歩くということについて、
当時は当たり前にそれしかなかったから、
ナンバ走りなんかも、体得というよりも
生活に役立つから、自然と身についたと
そんな具合の説明が、腑に落ちてよかったのであります
早く移動するために、楽に長く速く歩く方法を
あれこれと考えた結果なのでありますというお話
その他にも、死に関する記述だとか、
割と人間は死ぬもんだと、さばさばしていた情景だとか、
結婚は、させられるものだった、
共同体が、独り身でいることを悪と断じていたことなど、
なかなか目をひらくような楽しさがありました
ああ、この時代だったら、俺もけちこんできただろうか
そんなことを考えたりしながら、
いろいろな落語を軽く紹介し、それを得意な噺家を紹介しと、
落語入門としても至れり尽くせりの内容
非常によろしく読んだ本でありましたとさ
おかげで、志の輔らくごを聞いてまわってしまいましたわ
上手い人のは、本当、絵がなくても爆笑してしまいますね