定吉七番の復活 作:東郷 隆
ちょっと風変わりな小説を読みました
昔々から名前だけは知ってたんですが、
その中身はさっぱりしらない定吉七番シリーズ
ぼんやりと、007のバッタモン(注:褒めてる)で
なぜか大阪が舞台の面白雑小説と
まぁ、そんな印象でありました
それが、最近復活したというわけで
その第一弾と言っていいのか、続刊がない気がせんでもないですが
ともあれ、マーダーライセンスを持つ丁稚の
面白おかしい旅日記のような小説を読んだのであります
007のパロディということで、
ものすごいスパイアクション小説なんではないかと
ちょっと期待していましたが、そんなことは一切なく
されど、挿し込まれること細かな関西描写というか
大阪描写が、いちいちくだらなくて面白い、
また、いまどきこんなコテコテな大阪人いないだろうと
目を見張るほどの、おっちゃんおばちゃんが、
まぁ、リアルに浮いて動くかのように描写されているのは
なんというか圧巻でありました
するすると、アメちゃん配りまくるとか
そんな露骨でないけど、会社でOLおねーちゃんですら
アメちゃんくれるしなぁ
と、Sがただの、大阪のオバハンという事実は
がっかりでありますものの、まずまず
楽しい小説なのでありました
内容は、先刻話題になっていましたアイスマンよろしく、
氷付けになって行方不明になっていた
丁稚の定吉が見つかるところからスタート
大阪に持って帰ってきて、解凍していろいろと研究しようと思ったら
さすがは、名うての丁稚、逃亡をはかる
なんてことから、だんだんと、
昔懐かしい仲間とか、今と昔との大阪の違いについて
こんこんと語り続けたかと思うと
最終的には、なんというかな、ちょっと
これは酷いというオチだったような気がするんだが
まぁ、楽しかったからいいかと
そんな感じでありました
正直、そんな凄い面白いというわけではないんですが、
楽しく読めたというそんなところでありまして
前半はなかなか面白かったものの
後半というか終盤になるにつれ、
なんだか、展開が凄い投げやりになってきて
これはもう、作者も飽きてきてんじゃないかと
危惧するような感じでもありましたが
無理やりなまとめ方もあわせて、楽しいと思えたのでありましたとさ
ちょっと風変わりな小説を読みました
昔々から名前だけは知ってたんですが、
その中身はさっぱりしらない定吉七番シリーズ
ぼんやりと、007のバッタモン(注:褒めてる)で
なぜか大阪が舞台の面白雑小説と
まぁ、そんな印象でありました
それが、最近復活したというわけで
その第一弾と言っていいのか、続刊がない気がせんでもないですが
ともあれ、マーダーライセンスを持つ丁稚の
面白おかしい旅日記のような小説を読んだのであります
007のパロディということで、
ものすごいスパイアクション小説なんではないかと
ちょっと期待していましたが、そんなことは一切なく
されど、挿し込まれること細かな関西描写というか
大阪描写が、いちいちくだらなくて面白い、
また、いまどきこんなコテコテな大阪人いないだろうと
目を見張るほどの、おっちゃんおばちゃんが、
まぁ、リアルに浮いて動くかのように描写されているのは
なんというか圧巻でありました
するすると、アメちゃん配りまくるとか
そんな露骨でないけど、会社でOLおねーちゃんですら
アメちゃんくれるしなぁ
と、Sがただの、大阪のオバハンという事実は
がっかりでありますものの、まずまず
楽しい小説なのでありました
内容は、先刻話題になっていましたアイスマンよろしく、
氷付けになって行方不明になっていた
丁稚の定吉が見つかるところからスタート
大阪に持って帰ってきて、解凍していろいろと研究しようと思ったら
さすがは、名うての丁稚、逃亡をはかる
なんてことから、だんだんと、
昔懐かしい仲間とか、今と昔との大阪の違いについて
こんこんと語り続けたかと思うと
最終的には、なんというかな、ちょっと
これは酷いというオチだったような気がするんだが
まぁ、楽しかったからいいかと
そんな感じでありました
正直、そんな凄い面白いというわけではないんですが、
楽しく読めたというそんなところでありまして
前半はなかなか面白かったものの
後半というか終盤になるにつれ、
なんだか、展開が凄い投げやりになってきて
これはもう、作者も飽きてきてんじゃないかと
危惧するような感じでもありましたが
無理やりなまとめ方もあわせて、楽しいと思えたのでありましたとさ