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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~2008せともの祭その3~

2008-10-28 23:27:58 | 陶磁器を探す旅と名物
さて、前回を忘れたというか
もう、この出来事自体を忘れてしまったような
そういうよろしくない秋、なんだ、夏の話なのに
色々思うのですが、とりあえず
様々な企業ブースを抜けたあと
今度は南側へと移動したのでありました

南側というのは、尾張瀬戸駅のすぐ横に川が流れておりまして
その川を挟んで南北に会場というか、露天が並んでおったのですが
その南側にいってみたのであります
こちらは、どちらかというと個人作家さんの店舗が多くて
京都の五条茶碗坂の茶碗祭に近いイメージ
というか、実際に茶碗坂で見た作家さんも
何人か出されておりました
あの時感激した、織部焼の渦巻き仕様の店まであったし

さて、とりあえずその、渦巻き仕様の話からなんですが
この祭、流石織部の本場というだけあって
ともかく、凄まじい数の織部焼がある
自然とというか、あっと言う間に目が慣れて
やがて肥えてしまうのであります
あの時、すげぇなぁいいなぁと思っていたそれらが
なんというか、あれ?普通じゃん
みたいな具合に

そう、この祭中盤にして、既に
織部焼に対して食傷気味になっておるのであります
だって、どこ見ても全部織部なんだもん

そうなってくると、欲しい織部焼の姿が
自分の中でできてくるわけでありまして
それにかなうものを、この作家ゾーンで探したわけであります
ちなみに、それなりのを見つけて参りました
平たすぎて、酒を注げない酒器という
実にへうげた物体があったんだが、それはもう、
置物になってしまうので俺の求めるものとは違う
だけど、同じ作家さんで、なんというか

ああ、織部焼ね

そう感想を抱くくらい、鉄板の織部ぐい飲みを購入
もっとも、この界隈というか、祭会場を3週した後に
ようやく購入したのですが、ともかく
この作家ゾーンでそれと、さらに、
珍しい湯飲みを一点と、私にしてはよくよく
買い物をしたのでありますが

さて、祭の話
この織部焼きばかりが並んでいるという印象でありますが
そうでもなく、当然、いわゆる瀬戸物
瀬戸焼きも数多く出ておりました
作家ゾーンはほとんどが、織部、たまに黄瀬戸といった感じで
まぁ、作家らしいそれになるとはいえども
好みの別れるもの、こういう場所で
果敢というのは間違っておるのですが、
私がむしろホームにしている、常滑とか信楽の
あの手のがあると、また、燦々と輝いて見えるから
不思議なものであります

南側の作家ゾーンを抜けまして
さらに今度は東に進むと、陶磁器会館のようなものがあり
そこでまた、学生さんたちの作品とかがてんこもり
ついでにテレビ中継までされていて
なんというか、凄いなぁという具合
ここでは、その若い陶芸家達のほとばしる作品というか
ほとんど、小学生の図画工作作品みたいなのばっかりですが
そういうステキな物体を微笑ましく見ながら
そこを北進というか、北側に戻ると
もともとの陶器屋さんの界隈に入りまして
まぁ、様々な陶磁器が売られておるわけでありました

このあたりもかなりステキで、
いいなぁと思う茶碗や皿は
やはり、途方もない値段がついておる
たまに魯山人の写しとかあったりして
にやにやしてしまうわけなんだが
お値打ち品なども数多く揃っておりました

ここで、狙いを織部に定めていたのですが
この北東ゾーンでは、志野焼の名品が多くて
また、志野ってのは高いのだなぁと、輪をかけて高価なそれを
眺めるだけで残念がったりして始終
ようやくぐるりと一週して
そこから、さらに三週したうえに、上記の通り買い物をしたのであります

もう、すっかり書くのに飽きてしまったのが
残念で仕方ないのですが
至極面白かった
これで、全国陶芸祭行脚を続けようと思っていたのでありますが
信楽祭に行けず、土岐のほうはとおの昔にオワっておりと
うなだれてしまうのでありました

益子焼とかのがそろそろらしいんだが
流石に、関東でばるわけにはいきませんので
なかなかどうしてであります

しばらくは、デパートなんかをどさ周りしようと
考える次第です