CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

美しいの概念

2004-08-25 23:34:46 | 昆虫学
昆虫というのは
神様が相当苦労というか、凝って作ったとしか思えない
ステキなフォルムをした奴が多い

おいらから言わせると
アシナガバチという生き物は
そんじょそこらの生き物と見た目においたかっこよさが
段違いだ
少なくとも神様はナマコを作った時より
500倍くらいの神経を使って、あれをデザインしたに違いない

まぁ、ハチに限らず
昆虫というのは、頭、胸、腹と三部分に別れているわけですが
(注:クモ、シロアリ等はふくまれません、奴らは下等です)
その配分率において、シャープ、そしてスタイリッシュを
体現できているのは、いわゆる
アリ科、アシナガバチ亜科の二項目のみだろう
確かに、クワガタムシやカブトムシもかっこいいが
所詮は少年の心をくすぐる、男の子的
いわゆるロボットを見てかっこいいと思うのと同じような
レベルの話だ

だが、アリやハチは違う
くびれた腰とバランスよく配置された
触覚と脚、この対比と配分率が圧倒的なのだ
ハチなんてと思う人も
よーく近づいてアシナガバチを見たら、だいぶ気が変わるだろう
やべぇ、こいつカラーリングからしてかっこよすぎる
そんなわけですよ

と、一般の人にはなかなか理解できないらしいんですが
もっと分かり易く美しいという奴の中には
本当、昆虫はまるで他の生き物を追随させない凄さがあります
たとえばオオミズアオ

おいらはまだ、実物を見たことがないので残念ですが
学名にアルテミスが入るという
まさに月の僕、完璧な美を備えた色遣いと
存在感に、魅了されないわけがない

また、オオミズアオはなかなか見かけることができないが
色だけで見るなら、アオバハゴロモも棄てがたい
学名にゲイシャが入るという粋な生き物だ
これの透き通るとは違うが、透明感のある
なんとも言えない色遣いは、本当
神の苦心の傑作であろう

昆虫の世界は広く
驚くほど多用な色彩、姿形をしている
僕らは、彼らを嫌がるではなく
もっと、その違う方面からアプローチをしかけて
あの圧倒的なかっこよさを理解してやる必要があるのではないか

とか色々かっこうをつけながら
なんとかして
ムカデはかっこいいと
自分を騙そうと、まぁ、前回と同じオチなんだが
本当、どうにか克服したいんだが
どうしたらいいんだ、くそう