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ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




はい、正解は「やき」でしたー

正解者の皆様には、なんと、

「ご自分で行く!満腹北海道4泊5日の旅!」

をプレゼントいたしますー。

・・・なんつてー(笑)。でも、ほんとまだ北海道未体ケンの方は、是非いつか。ほんと、美味しいですよ、なにもかもが。僕も札幌にはこうして時折お邪魔させてもらってますが(あと今までに、小樽、旭川、函館、様似にそれぞれ一度づつ行くチャンスがありました。でも改めてもっとゆっくり行きたいー。)、まだまだ行きたい所が沢山であります。そして、食べたいものが・・・イカ自粛(笑)。

とうきび、甘くて、香ばしくて、とっても美味しかったです。子どものころから、家で食べるときは主に「ゆで」だったので、屋台なんかで見るこの「やき」は無性に憧れだったんですよね。なので、昔から外で頂くときは、まず「やき」なのです。そもそもお醤油が好き、ってのもありますが。なので、お餅ならやっぱり磯辺焼きについ触手が(笑)。

しかし二本食べた、と思われた方のなんと多い事。えー、僕って、そんなに食いしん坊に見えます

・・・よ、ね(笑)。

 

楽屋ではこのとうきびの後、炊き込みご飯を二回いただいて(←ホラ)、所用本番。そして、終演後は、もちろん・・・

 

怪産物!いや、これ、ほんと、ちょっと怖かったんです(笑)。

新鮮なイカをまるまる一パイ捌いたものなんですけど、なにせ、まだ生きてるわけですよ。動いているわけですよ。でねでね、この足が、ワタを入れた器に近づいていって、ニョロ~ッって入ろうとするっていうか、何ていうか。まるで、「ニョロ~、俺のカラダを返せニョロ~」って感じで、ワタに手を(足を?)延ばす、イカ氏でした。

皆で食べてる勢いで、僕もこの生足、「いっただっきまーす!」と、醤油皿にとって見て、・・・そこで気付くわけですが、僕、生きてるのはダメなのでした(←小心者)。なので、かーなーり時間が経ってから、恐る恐る頂いた、というわけです。「あ、ケンちゃん。やっと食べれた?」と言われながら(笑)。ウマーでしたが、ドキドキしました(笑)。

 

そして美味しい北の海産物を頂いたあと、軽く腹ごなしに一杯。そして・・・。

 

でました、旅先だとついついやってしまう、〆めのラーメンね(笑)。でも、札幌じゃしょうがないですよ。これを我慢してしまっては、何のために生きてるか、という・・・(←おおげさ(笑))。向かった先は、小さいながらも昭和28年創業という老舗ラーメン店。僕、老舗って基本的に好きなんです。老舗には老舗たつ所以があるわけですからね。大勢の方の支持、そして、たゆまぬ努力あってこその老舗、であるかと思うわけで、だからこそ船場○兆みたいな話はなおさら許せないわけでゴニョゴニョ。

 

まーそんな能書きは今は置いといて、と(笑)。はーい、おまちどうさまー。

深夜三時の(笑)、味噌バターコーンラーメンであります。太いのちぢれ麺、濃厚な味噌味スープ。シャキシャキのもやしにネギ、そして大粒のたっぷりコーンに、ねっとりとしたバター。これぞ、味噌バターコーンラーメン、というべき、シンプルでいて、非常に満足な一品でありました。一緒に行ったコーラスのKさんはもちろん、女性でありますパーカッショニストのIさんも、キレイに完食しておりました。あー、書いててまた食べたくなってきたー(笑)。

 

翌朝、テレビをつけると、「竜巻注意情報」なるものが。初めて見ましたよ。どうやら、今年の3月から始まったのだそうですが(・・・的中率は一割だそう)、緊急地震速報よりは幾分余裕があるのかな。うーむ。地震も恐ろしいですが、実際目の前に竜巻が迫ってきたら・・・これも恐ろしいですね。映画「ツイスター」を思い出します。被害の少なきことを。

 

二日目のケータリングです。びっくりです。しかも、全てのものがオーガニックな食材ばかり(逐一メニューに○○産ナニナニ、などと書き添えてありました)。そしてさらにこの品揃え(笑)。手前左から、パンプキンスープ、お味噌汁、イカフライ、鮭の塩焼き、豚の生姜焼き、筑前煮、地鶏卵のオムレツ、鶏のカリカリ焼き、ポテトサラダ、そしてご飯(廊下に並べてあってね、各自、自分で好きなように盛れるんですよー)。毎日、朝からこれ位食べてたら、めちゃめちゃパワー出そうですよね。憧れるなぁ・・・。いや、ご馳走様でした。

 

で、リハーサル終了時位に頂いたのが(さっきから2時間くらいかな(笑))、初体験のスープカレー。今まで、話には聞いていたのですが、なかなかチャンスに恵まれませんでした。こちらのお店、ガイドブックには必ず載っているというスープカレーの元祖、とも言うべき有名店。比較的会場にも近かったということもあり、幾人かで、スタッフさんにテイクアウトをお願いしたわけです。

しかし、初めてなものだから、お任せで頼んでしまったのが・・・ちょっと・・・。

経験のあるメンバーさんに聞くところによると、「そこのお店のを食べるなら、まず、一番辛いのじゃなきゃダメだよ。しかも出来立てのアツアツじゃないと。」とのこと。

僕のは、全然辛くなくて、しかも、冷めてしまっていて・・・。お味に関しては、今回はノーコメント、とさせていただきます。また、きっと、いつか・・・どこかでリベンジを(笑)。

 

そして、無事に所用二日目を終えまして。

 

Mちゃん宅にて、コウちゃんに勉強を教えてもらいながら(笑)、ぷ、とご飯を頂きました。「ここ、もういちど言ってみて」「はい、ニタスヨンハー」。

Mちゃんカメラで、Mちゃん撮影の一枚です(すぐに送ってくれた)。

なんか、こうしてみると、普通に少し遅く帰ってきたお父さんみたいじゃないですか(あ、勿論、こちらには素敵な素敵な旦那さまがいらっしゃいますが(笑))。でも、迎えに来てくれた旦那さまと一緒になって、僕も「ただいまー」って上がりこんでしまいました(笑)。

さて、コウちゃん、もう寝なきゃね。明日は本番だよ

 

と、子どもには言っておきつつ、僕は例によってと言いますか、朝焼けに立つテレビ父さんにお会いしてからの就寝でした(笑)。

一足先にほんのり秋の気配。北の街の澄んだ空気、ひんやりと気持ちよい朝でした

ではー。



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昨日はですね、例の20時間睡眠の後、4時間程起きていたら(←なんかずっと食べてた(笑))、また普通に眠くなったので寝た、というね(笑)。

でも、今日は早起きしまして、午前中から献血に行って参りました。あれだけ寝まくったんですから、その位はしないと、ということで。「昨夜の睡眠時間は?良く眠れました?」と訊かれたんですが、正直に時間を言うのもなんか大人の男として恥ずかしいし(笑)、どこからどこまでが昨夜だか、それすらもはや分からないというのもあって、「えー、は、八時間・・・くらいですかね。とにかく、良く寝ました。」と答えました(笑)。すみません、ちょっとウソ混入ですよね(笑)。

さて、そんなこんなで、写真も大きくしましたが、もうちょっと色々と北海道を思い出しつつ、振り返ってみたいと思います。絶対に一日では終わりませんので、ぼちぼちと、いけるところまで・・・Go。

 

とりあえず、空の旅気分を醸し出したい、ってことで、雲の上の一枚をば。とにかく、ここまでくるといつでも空は青く、雲は白い。しかし、いつもカタチが、様子が違う。飽きる事なく窓にかじり付いて眺めてしまうのです

 

ゴゴンゴーン。気がつくと着陸してました。ってか、いつの間に眠ってたんだろう・・・。この「おめざめですか?」シール、わりといっつも貼られます(笑)。スープが美味しいんですよねー。あのシンプルなコンソメスープ。あぁ・・・また飲み損ねた(笑)。

 

Mちゃん家族のお友達のテニスボーイ、MSくん。僕は今回初めてお会いするというのに、コウちゃんと一緒にホテルまで迎えに来てくれてねー。とっても優しい方で、色々ととっても良くしてくれました。写真はコウちゃん撮影。ピント・・・まぁ一応こういうのを「中抜け」とか言うんですが、そんなこと、いいんです。嬉しい一枚なんです

 

さて、早速コウちゃんの腕前を訊かせてもらいました。ほんと、子どもの成長は速いからね・・・どんどん上手くなって

 

おー、指も独立してきてるし、何よりもタッチがしっかりしてきてました。そうそう、鍵盤をグイッとね。いやー、すばらしい。

 

って、おいおいっ、成長速すぎだろっー(笑)。滑らかに手を交差させて流暢に弾かれたのにはビックリでした。いや、こりゃおじ・・・、いや、おにーさん(笑)、うかうかしてられませんなー

で、練習の後には、やっぱり、

 

って、おいおいー、さすがにそれはまだ早いだろー。・・・って持たせた悪い大人は僕ね(笑)。・・・も、勿論、開いてないやつですよ

でも、いつか一緒に・・・楽しみだなぁ

 

お料理は、トップの写真のものです。北の名物、ちゃんちゃん焼き、だそうです。僕は初めて頂きましたが、大変ウマーでした。ふっくらホクホクの美味しいシャケをね、こんなにふんだんに、というか惜しげもなく使うお料理って、なかなかこっちではお目にかかれないように思います。「これは今朝、熊に混じって取ってきたシャケ」って言ってましたが、「あ、そうなの?」と「熊に混じって」以外の部分は信じかけました。何となく、ありえそうなんですもん(笑)。

この日はすっかりお友達になったチョウさん夫妻も、翌日朝早いというのに駆けつけて来てくれて(参考こちら)、賑やかな夜になりました。

 

食事の後、コウちゃんは机に向かって習慣にしているという絵日記を書いていたんですが、・・・書きあがった絵日記をMちゃんが笑いながら見せてくれました。

「きょう、おとなのともだちが、きてくれた。みんな、ビールをのんでいた。よっぱらって、へんなことをいわないかいうか、たのしみです。」

いわないかいうか、って(笑)。

・・・えぇ、いいましたけど(笑)。

横のハチミツロールはね、アイス(←爽)と一緒に食べたら激馬ーでした

 

ちょっと速回しします(笑)。

えー、Mちゃん宅を後にして、軽く行きつけのロックバーに顔を出して、〆めに・・・禁断の夜中ラーメンであります(笑)。紹介されて初めて入ったお店だったのですが、カラリと揚げられた細切りジャガイモが良いアクセントで、これまたウマー。しかし、まだコーンもバターも入っておりません。彼らには、いつ会えるのでしょうか。

 

一夜明けての、テレビ塔。今回ここが「テレビ父さん」という愛称で親しまれていることを知りました。なんかね札幌には、こういう「可愛らしい愛称」系のものがとっても多かったです。なんだっけな、ホラ、あれも、あれもー。って覚えてないんかいっ(笑)。

 

「おばさん、写真とっていいですか?」って訊くと、「あ、写真?いいよ、いいよ。」って言ってくれて、おばさん、しゃがんで隠れてしまいました(笑)。一緒に写ってくれてよかったのになぁ・・・(笑)。しかし、今この写真を見ながら、今回の札幌ではじゃがバターを食べ損ねていることに気付きました

 

で、楽屋で食べようとお持ち帰りしたのは、

・・・やきだったのか、ゆでだったのか

正解は、また次回っ(笑)。(・・・そんなに引っ張る話ー?という声も聞こえてきそうですね(笑))。

ではー。



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3時半に寝るとき、

「8時間は寝よう」

と、目覚ましを11時半にセットしたのです。


で、今目覚ましが鳴ったんですが、


…なぜにこんなに暗いのでしょう(´A`)アレ-?。


と思って、目覚ましのアラーム設定のとこ…良く見たら「PM」って、書いてあるような、ないような(←あるよ(笑))。

あれからずっと、寝てたんかー。我ながらよー寝るなぁo(__*)Zzz。

で、まだベッドから降りてません。

これ、どーしましょ(笑)。

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レコーディングからの、


…帰途、です。


こちら、雨がちらついてきたようです。


あ…さっき干した洗濯物(´・ω・`)。


---追記。---

全世界の皆さん、素晴らしいニュースです。

 

なんと、神奈川県東部には雨は降っておらず、


僕の洗濯物は無事でしたー

 

そして、明日晴れの予感、・・・ってか予報(笑)。

 

バッチリなんじゃないですか。

 

写真のD40化はね、今日の分も含め、明日にでも、改めて(←今から手を付けると、えらいことになりそうなので(笑))。

とにかく、今日のところはぷ、して、ソファに座ってみようかと。

・・・座るんじゃなくて、寝る、かもしれませんがフニー。

 

ちなみに今日のレコーディングは、もう僕が学生の頃からずっと活動されていて憧れでもあった(当時はバンドのメンバーとして活動されてました)、某有名ロックギタリスト、K.T.さんのソロプロジェクトのものでした。初めてお会いしましたが、かっこ良かったなぁ。ピアノとオルガンとムーグとシンセを弾かせてもらって来ましたよ。またどういった形で発表されるのかなどの詳細は、分かり次第改めてお知らせいたしますね。

ではー。



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眩しいくらいの快晴。

ほんといいとこだわー。

また来たいです。

また来ます。

…じゃ、またъ( ゜ー^)。

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うっとりする素晴らしいピアノを聴かせてくれたコウちゃん(…ほんと、大成功でした!良くやりましたー(’-’*)♪)、そして他にも沢山の札幌の子供たちの一生懸命な演奏に触れることができました。

クラシックピアノも、自分がやってる頃はあんまりだったけど(笑)、やっぱり素敵。改めて…いいものですね。

「あ~楽しかった~(^○^)」とニコニコ顏のコウちゃんお勧めの(笑)クルクルお寿司(←あのね、北の大地のクルクルは…スゲイですよ、奥さん(笑))を頂いて、そしてその後、僕の為に「藻岩山(モイワヤマ)」に連れていって貰いました。

ロープウェーの中ですでに「オーッ!」って歓声があがるほどのビューテホーな夜景…

しかも今夜は満月…


なんですけどねー(´・ω・`)。 


パンダの限界を今日ほど感じた日はありませんでした。だってこれじゃ、まったく伝わりませんよね(笑)。

↑投稿時のパンダ写真(笑)。


さて…今から市内で日帰り温泉に入り、サウナにアカスリ、そして冷たいぶわっ、


…完璧じゃない(笑)?。


ラーメンも付けときますかね、やっぱし(笑)。


しかし、急きょスタジオ仕事を頂きまて、

明日お昼前にはこちらを出て、帰らねばになりました。

 



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したような覚えがあります。

独特なんだもの。


…ピアノの発表会って('-'*)イヤハヤ。


コウちゃん…楽しんでね。

バパママに、おまけで僕がついてるからね!

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少し怖いかったです(笑)。

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札幌所用二日間、おかげさまで無事に終了いたしました\(ΘoΘ)ノイヤッホウ。


…で。



さて('-'*)。


しかし、久しぶりに買いました。




ガイドブック(笑)。

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皆さんにも届けてあげたいです。

まだしばらく会場に入りたくないくらい…なんて言ったら、怒られるかな(笑)。

なんて、気持ちのいい風。

心が洗われるようです。


…最高ですよ、ほんと。

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本当にウマーなのですよく( ̄△ ̄)ノナンダコリャ-。

とうきび(やきか、ゆでか…まだ引っ張るんかい(笑))食べたのに、ケータリング(←楽屋ご飯ね)がなんと、何杯食べてもお腹が一杯にならない、という炊き込みご飯だったからさぁ大変。

いやほんとね、子供の頃から炊き込みご飯、尋常じゃないくらい好きでして(笑)、こんやはそれとわかると、ジャーの横で踊って待っていた位なんです(/ロ゜)/マダカイネー。

お陰で所用初日も、楽しく、熱く、気持ちよーく終了いたしましたъ( ゜ー^)。


…さぁさぁ。


さぁさぁーっ(←はいはい(笑))。

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お花じゃなくて、とうきびの話なんですが(笑)。

食べたくて、快晴の大通公園にやってきました(/・O・)オーアルアルー。

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「ケンちゃん、ここね!」って…。


やばいんですけど(´;ω;`)ウレシスギ。


しかしピアノ、上手になったなぁ('-'*)。

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…なぜか羽田で食べてみる(・~・)フライングモグモグ。

ただ、気をつかって(←何かに(笑))、醤油味コーン無しにしてみました。


予想以上にウマーでした(笑)。

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今日は9月11日。

あの、9・11から、7年が経ちました。

忘れもしない、宇都○隆さんのツアー・リハーサル中で、スタジオで少し残って作業をしていた時でした。「ケン坊!ちょっとちょっと」と、スタッフさんに呼ばれて、ロビーに行くと、テレビが慌てた様子で煙の上がるビルを映していました。「え、何これ?何が起こってるの?」と思った次の瞬間、二機目の飛行機が突入。

「!!」

その日は家に帰っても、夜通し、震える思いでテレビを見続けてました。

 

あの事件の真相は・・・色々と言われていますが、本当の所は未だ闇の中。今ここで論ずると長くなるのでやめますが、とにかく僕たちはあの日、歴史に残る大事件を目にしたのです。そして、あの事件をきっかけに、また新たな憎しみの連鎖が、戦争が始まり、その残り火はあれからずっと、今でも燃えています。

どのような形で、終止符が打たれるにせよ、すでに沢山の犠牲者が出てしまったこと、そしてこれからも犠牲者が増え続けるであろうことは、間違いありません。

 

つい先日、「夕凪の街 桜の国」という映画を借りてきて観ました。「観よう、観よう」と思っていたのですが、タイミングを逃してしまっており、今更ながらなのですが。きっとご覧になった方も大勢いらっしゃるかと思います。

広島に原爆が落とされてから13年後の広島を舞台にした「夕凪の街」、そして、現代を舞台にした「桜の国」。お話は、価値観や生活が全然違う時代の、しかし決して別々ではない、二つのお話で紡がれます。

僕も、「この映画は、原爆を扱った話なんだよな」って知識だけで観ましたので、これ以上は、あまり僕の拙い言葉であーだこーだ書きたくないのですけれども。

ただ、これはお勧めします、というのではなくて、

 

「どうか観てください。」

 

と、お願いしたい一本です。

 

僕、近年で一番号泣しましたです。・・・悔しくて、切なくて、やりきれなくて。

原爆や、被爆者を扱った映画は多いですよね。でも、この物語は、おそらく今まで見過ごされてた視点が入って、描かれていた点が大きかったです。

特に素晴らしかった前半の「夕凪の街」編ですが、このラストでの主人公のセリフには、心底ドキッとさせられました。「あぁ・・・そうか、・・・そうなんだよな」って。もう、ヒックヒック大泣きしながらでしたけれども。

日本は原爆の被害に遭った。

それは間違いないです。何があろうと許せない・・・悲劇です。しかし、やっぱり問いたい。・・・なぜだったのか、と。あの頃、実際世界では、どんな「空気」が流れていた中で、あれが投下されたのか、ということです。それが、この映画で、主人公の口を借りて、まるで子どもに話しかけるような穏やかな口調で、そしてとても少ない言葉で(しかし核心を突いて)語られます。実に、真に迫るものがありました。

以下のひと段落は、ちょっとネタバレになってしまうかもしれませんが、気付いていただきたい大切なポイントなので、やっぱり書きます。あ、だからと言って、映画の感動は薄れないと思いますので。

僕たち日本人はあの頃、誰かに『死んでしまえばいい』と思われていたんです。そしてそれは原爆を落としたアメリカや、参戦していた連合国に、ということだけじゃなくて・・・、それまでの日本が参戦してきた戦争を通して、日本に対してそういう感情を持つに至っていた、すぐ近くの国々の人たちにも・・・。これには、愕然といたしました。「考えてみれば、・・・そうだよな、そうだったんだろうな。」と思いましたけれども。僕には、原爆投下と、それ(つまり、自国のなしてきたことの結果)が、どうもちゃんと同軸に考えられていなかったんです。反省しました。

 

「夕凪の街」編は、ストーリー・テリングも秀逸ですが、それにも増して、主役の麻生久美子さんの演技が神懸かっていると思いました。パーフェクト、です。そして脇を固める、伊崎充則氏(黒澤映画でもお馴染み)、吉沢悠氏(初見でしたが、とっても好印象でした)も、とっても素晴らしい演技を見せてれます。これぞ、役者の演技、といった感がありました。

「桜の国」編は、・・・「夕凪の街」編が良すぎた、というのもあると思うですが(キャスティングを筆頭に、所々ちょっと疑問が)、しかし物語のテーマとしては外せない重要なドラマです。被爆者はもとより、被爆者の家族にまで及ぶ差別問題は、被爆していない僕たちにはなかなか実感できないものだけに、考えさせられます。広島、長崎、という街が選ばれたという事自体、先日も書きましたが、あまりにも偶発的要素があったものだけに。

とにかく、「次の一本、決めてないな」という方は、是非これを。ほんと、お願い、しちゃいます。

 

鑑賞後、原作本(漫画)も手に入れました。色々とレビューを読んでいたら「原作が素晴らしいので」という批評を沢山見ましたもので。

でもね、確かに原作を知ってから観るのと、観てから原作に行くのではやはり違うとは思いますが(大抵、なんでもそうですよね)、僕は映画からでしたが、違和感は無かったです。原作を読んでも、主人公が麻生久美子さんに見えてしまってしょうがない、という逆転現象が起きてしまいましたが(笑)、映画で紡がれた物語に特別不備f不足は見当たらなかったように思います(一部キャスティングを除き、ね)。評判にたがわず(・・・レビューの数がすごいです)、とても良い本でしたよ。また、著者あとがきで「劣化ウラン弾」に触れられていたのも印象的でした。

 

ちなみに、911でのツインタワーの跡地をアメリカ人が「グラウンドゼロ」と呼ぶのには、僕にはどこか抵抗があるんです。

グラウンド・ゼロとは、本来、原爆による爆心地を指してきた言葉です。

どちらも悲劇であることには違いはないですが・・・僕は聞く度に、やりきれない違和感を覚えてしまうんです。

 

それにしても、・・・悲劇は「なぜ」起こったのか、なんですよね。

悲劇のシンボルとしてグラウンド・ゼロという言葉を使うアメリカは、しかし誰かに「死んでしまえばいい」と、思われるようなことをしてきていなかった、と言い切れるのだろうか・・・。

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さて、明日は、週末の札幌に向けて、

・・・前のめりを計画しておりますヤッパネー。

しかも、今回は、その後も、

・・・無計画にも、少し居座っちゃおうかとナニシヨーカ。

ではー。 



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