
薄暗い部屋に置かれた、楽器たち。
そこには、一台の白い鍵盤楽器が。
この古い一枚の写真のコピーを肴(笑)に、皆さんは、一体どれだけ長い時間話せますでしょうか。
・・・って、何を話すのさー
ムキー、ですよね。いえ、それが正常な状態です(笑)。
今日は、師匠であります厚見(玲衣)さんとお会いしてきました。
レストランで席につくなり、厚見さんはポケットからこの一枚の写真のコピーを取り出して、
「ねぇ、これでしょ。こないだ川村くんが言ってたの。」
「あ!これです
。」
要は、サイズが大幅に小さく改造されたハモンドオルガンについて、です。
「これ、マシンヘッドのレコーディングセッションのスナップなんだけどさ」
「え?ってことは・・・
」
「そうなのよ、あのアルバムのハモンドはC-3じゃないってことなのよ」
「うわー、そうだったんですねー
。」
「これは、真空管を抜いてトランジスタにしてあるタイプでさ、当時ロスにある楽器屋が独自に云々かんぬん」
「ふむふむ・・・あ、ここのコネクターは6ピンと9ピンと、11ピンなんですかねどーたらこーたら
」
「レインボーの二代目のキーボードの人がこれと同じのを、そうドンエイリーの前のかくかくしかじか」
「そうそう、僕はこれの黒を見たんですが、あれはたしかリッチーがいた最後の頃ので実はハイウェイスターでリッチーが居なくてわいわいがやがや
」
「ほほう、で、これは歪みが速くてペダルを踏み込むとあっという間にそんでもってそんでもって」
「ですかー、やっぱ下鍵盤がないと歪みの調節がXKもソロの時なんかについ左手でどーでいこーでい」
「いや、ジョンロードはいつもソロの時は一度五度を押さえてるとかってどんがらがっしゃん」
「えーほんとですかねーそんなはずはだってだってだって」
「はもんどはもんどはもんどはもんど」
「おるがんおるがんおるがんおるがん」
「□ptrΘ・△iv×b[@6#)'vc[$L$!」
「











~」
「~~~~~~~~~

~」
「~~
~~~~~~~~~」
だいたいこの写真一枚で、軽く1時間以上は喋れてしまうという(笑)。
しかも厚見さんとオルガンの話するの、全然初めてでもないというの。よくこれだけオルガン話でネタが尽きない、と感心します。でも、・・・みなさんがそばにいたら、きっとあきれますよ(笑)。
それからオルガンにとどまらず、ムーグ(←厚見さんに憧れて僕も20年前から使ってるシンセの王様)の話になり、トライトン(厚見さんが使ってるのを見て僕も買った比較的新しいシンセね)の話になり、それからえっと、えっとー。
ほかの楽器の話、仕事の話、ミュージシャンの話、プレイの話・・・で、なぜかGoogle mapのストリートビューの話でも盛り上がりました(笑)。
ご存知でしょうか、このGoogleのストリートビュー。もうね、「ここまで見せちゃうのー?見られちゃってるのー?」って、技術に感心もしますけど、ちょっとうすら怖くなりますよ。例えば「皇居ってこんなに見せても良いの?」ってビックリします。悪用されたりしないのでしょうかね。
それに、「えー、こんな路地まで入ってきてるの?」ってのにもビックリです。
ちなみに、僕が歴代住んだ家は、全部見れました。勿論今の家も、はっきりくっきりと。ちなみに家どころか、時々このブログにも登場する僕の叔母さんが、思いっきり映ってました。おばさんの家の前で(笑)。勿論顔にはボカシが入っていますが、身内が見たらわかりますよ。本人に教えたら「あら、ほんとね。私だわ、いつの間に!」って。
あなたのお家は、いえ、あなたは・・・もう映ってますか
。
現在、札幌・函館・仙台・千葉・埼玉・東京・横浜・京都・大阪・神戸などの都市部及びその近郊に対応。GoogleMapの「ストリートビュー」で青くなってる道のみ表示できます・・・とのことです。
ちなみに時々このブログにも登場する僕の叔母さん、思いっきり映ってました。おばさんの家の前で。本人に教えたら「あ、私だわ!」って。
便利と言えば、便利。楽しいと言えば、楽しい。世界中の都市や路地の様子も、まるで本当にそこに居るかのようにわかる。もうほんとバーチャル世界旅行ですよ。・・・不思議な気分になります。
そしてついでに見てみたんですが、当然ストリートビューは無いにしても、お隣の北の方、平壌の街や板門店などが、ここまで近づいて見れるとは思ってもいませんでした。こうリアルに見てみると、これまでとは地図の見え方が変わります。しかし、アメリカの企業の行為ですからね。これ、問題にならないのだろうか、などと心配にもなってしまうくらいです。
でも色々と考えると、どうかな~どうなのかな~(´・ω・`)、と思う自分もいます。これ、今でも恐ろしいくらいですが、これが、もっともっと進化してくわけですよね。当然撮影される地域は広がり、そしてもっとリアルタイム化されたりもして。
何か考えれば色々と有効にも使えるんだとは思いますが、例えば「旅をする楽しさ」というものを考えた場合は、こう前もって何でもバーチャルに見てしまって良いというものでは無いと思うのですよ。いやいや勿論、「じゃ、見なければいいじゃーん」なんですけどね、でもこれがもっと世の中でスタンダード化してしまったら
ナントモハヤ。
そして今日もきっと、世界中にも、そして日本全国津々浦々にも、屋根に360度カメラを付けた銀色のプリウス(←撮影車)が走り回っているわけです。一部で、「googleによる世界各地の盗撮」と言われつつも。
見つけたら、隠れますか
ナ、ナンダヨー、それとも、手でも振っておきますか
オーイ、コッチダヨー。
僕は、クネクネ踊ります
(←動画じゃないって(笑))。
・・・とこんな話を延々としていた、というわけです
(笑)。
ではー。