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ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨日は24時間テレビで盛り上がってた、日本武道館にお邪魔してきました。

高校生時代・・・まさにバンドを始めたころですが、いくつかやっていたバンドの一つで、当時この方がボーカルとして在籍していたバンドのコピーをしていました

高校三年の時に、そのバンドで、とあるコンテストに出場したんですが、エントリー曲はオリジナルでははなく、このバンドと、もうひとつ他のバンドの曲のコピーで出場したんです。どうにかこうにかビデオ審査の予選は通り、本選に進む事に。場所は、新宿は歌舞伎町にある、700席ほどのとあるホールでした。今行ったら「小ぢんまりしてて落ち着くねぇ」なんて思えてしまうかもですが、当時は「えー、こんな広いとこで演るのー」ってね。ほんと、大きなホールに見えました。感じました。

しかも、いつもの「軽音楽部のいちバンド」として学園祭や、音楽室なんかでやるミニ・コンサートと違って、見てくれるのは知らない人、一般の方たち。しかも、みんな大人(・・・に見える(笑))ばっかり。当然、コンテストだから、競争意識もあったりして、ちょっと肩に力も入り気味。

あの日の為に、原宿の竹下通りで(←時代、時代(笑))衣装も買ったりしてね。覚えてますよー、グレーのソフトスーツっぽいやつ。ボトムはやたらとダボーっとしてて太いの(←だから時代ですって(笑))。インナーは黒いシャツに、細身のネクタイをして、サスペンダーもしてました。で、髪型は当時流行っていた○○○○のボーカルさんみたいに片方をびしっと固めて・・・も、もう止めましょうか(笑)。

まぁ、そんなこんなで、結局何だかワケがわからないうちに、予定通り2曲の演奏を終えました。リハーサルなんてろくに無くて、演奏なんて、たとえベストな状態でさえ爆発的にペタッピ、というレベルでしたけど、でも本番はやけに楽しかったのを覚えてます。ただ、ずっとバ○みたいにエヘラエヘラしてた覚えがあります(←今も変わってないね(笑))。

で、僕たちの「ジュニアの部(高校生まで)」の演奏が全部終わって、あとは「シニアの部」の上手なバンドの番。皆、上手かったなー。シニアったって、大学生以上ってくくりだったんですけど、それでも、皆すっごく大人に見えましたし、「なんかプロみたいな人たちばっかりだー」って思って見てました

そして、ゲストのSH○WーY○さん(←当時自分でチケット取ってライブ行ってたくらいのファンだったんで、嬉しかったですー)のミニ・ライブをはさんで、審査発表。

「発表します!ジュニアの部、最優秀バンド~」・・・かすりもせず(笑)。「ジュニアの部、審査員特別賞~」・・・こちらも、かすりもせず。まぁ、本選に出れただけでも上出来だよね、と(笑)。

「さて、それではシニアの部に参ります~、まず最初は~」

・・・はい、もう僕たちには関係なしー

ホールの一番後ろに陣取って、バンド仲間とおしゃべり半分の高みの見物。一番上手だと思ったバンドが、やっぱり最優秀バンドに選ばれてました。

「続いては個人部門です。ベストボーカりスト賞は、シニアの部にエントリーの~」、これもやっぱり、さっきの一番上手だったバンドの人でした。「ベストギタリスト賞~シニアの部~」これも。「ベストベーシスト~シニア~」、「ベストドラマー賞~シニア~」。

すげーねー、みんな上手だったもんねーと、ガヤガヤ。

「え、続きまして、ベストキーボ-ディスト賞~。こちらは、唯一ジュニアの部からの受賞となります、○○○○Boys(←バンドの名前ね(笑))、川村ケンくん~。」

「・・・ん

「・・・ん

耳を疑いました。

「・・・おい、なんか今

「・・・バ○、お前だよ!は、早く行け!」

バンド仲間が急かします。「えっ?まじー!?ほんとー?」と、ビックリしながら、ホールの一番後ろから慌ててステージに戻ったのです。「(わー、みんな、拍手してくれてるよー、うひょー。)」・・・

ステージでは、SH○WーY○のキーボーディストの中村さんに、「おめでとうございます」って賞状を手渡された(そうな)んですが、どうもその前後の記憶がほとんど無いんです。今でもはっきりと覚えているのは、駆け下りたときのホールの階段に敷かれた絨毯の感触と、拍手の音だけ。相当舞い上がっていたんだと思います。・・・今もよく色々な場面で舞い上がってますけど(笑)。

そのステージ上で、一番上手だった賞総なめバンドのキーボーディストの方に、小声で「ちぇっ、俺、狙ってたんだけどなー(笑)」って言われたのを覚えています(ほんと、上手な方でした。その後しばらく、けっこう可愛がってもらったんですが、いつの間にか・・・居なくなってしまわれてました)。ってかほんとね、なんで僕が受賞したのか、今もって、謎なんですよ(笑)。・・・でも内心、とっても嬉しかったです

僕は、コンテストには後にも先にも、この一回っきりしか出ていません。なので、個人賞の勝率は100%ということになりますズルーイ(笑)。そして、この出来事で当時の僕の「プロになりたいねー、何かの間違いでなれるんじゃないかねー」っていう無鉄砲な思いに余計に拍車がかかってしまったのは、間違いないです。・・・単純なのでイケイケー(笑)。

・・・ただ、実際にはまるで実力が伴っておりませんので、結果的にこれからまだまだ長い時間が掛かるわけですが(笑)。

 

長くなりましたが、・・・そんな忘れられない思い出のコンテスト。そこには、今夜見た、この方の歌声の曲が、思い出があったわけです。当時、毎日のように聴いていた、この声。今年はソロになって20周年とのこと。今夜も、当時と変わらぬ歌声が聴けました。素晴らしいライブでした

 「ライブハウス武道館へようこそっ!」

この言葉は、・・・氷室さんがバンド当時に武道館に立った時の、名言です。そして、今日も聞くことができました。いやー、かっこいかったなぁー、やっぱ様になるよなぁー

 

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・・・と気分良く会場を出てナビを付けると「午後9時半に福田首相辞任」というニュースが。

ちょうど僕が武道館で最後の拍手をしたくらいの時間だなぁ。

それにしても、またしても突然の辞任劇。20年やってよ、とは言わないけれど(←政治の場合それは困る)、それにしても、あまりにもあっという間過ぎではありませんかね。

・・・今後どうなりますかね

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ひとつ、お知らせです。

近々、ライブハウスでのセッション・ライブに出演します。

詳細は、明日インフォメーションさせて頂きますねー

ではー。



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