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ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




T京音大の授業の後、いつもお世話になっております宮城純子先生のライブを拝見しに、代官山のジャズバーへ。

宮城先生は、今は”ジャズピアニスト”として、ご活躍なのですが、実はキース・ジャレットが一番のお気に入りということで、

毎週、水曜日、授業の合間のお昼休みは、お弁当を食べながらの、宮城先生とのキース談義、ジャズ談義が楽しみでもあるのです。

 

今日の宮城先生のトリオは、大御所、ベースの坂井紅介さん、ギターが、若手ジャズギターのホープ渡辺庸介さん

キースがライブでレパートリーにしている曲ばかり(!)という選曲で、本当に素晴らしかったです。

 

終演後に、宮城先生のお知り合いだという、これまた、ジャズピアノの超大御所、大徳俊幸さんがふらりとお見えになられまして、

「(うおー、本物の大徳さんだ・・・)」

と思って、ひそかに

「(何かやってくれたりして・・・(笑))」

なんて思って端っこに(僕なりに)小さくなって座っていたら

 

バーのママさんが、

 

「ねえ、そこのあなた。あなたも、ミュージシャンでしょ?」

 

「え?」

 

「楽器は?ギター?ボーカル?」

 

ロシア語かなにか勉強しておけばよかったのですが、日本語しかダメなので

 

「えー、はい。・・・ピアノなのですが」

 

と答えると、

 

「あら!じゃあ、何か弾いて。」

 

 

・・・何それー

 

 

「・・・え?やるよね?ってか、大徳さんの後より、前がいいでしょ(笑)」

 

まあそりゃそうだ(笑)。

 

でも、すっかりお酒入ってますしねえ(笑)。

 

不安しかないですねえ(笑)。

 

でも、「(これがジャズの世界のマナーか)」、と思いつつ、

また、ここで固辞していたら、お誘いして下さって「やれやれー川村くん」と、ソファーでにこやかにはやしたてて下さっている(笑)、宮城先生にも申し訳が立ちませんので、

 

「では・・・」

 

と、ブルースをちょっと。

 

気が付くと、坂井紅介さんが、ウッドベースを持って合わせてくださっている(・・・適当にやめられないじゃん(笑)!)。

 

どうにか演奏を終えたところで、

 

大徳さんが、本当に目の前で、「じゃ」と、弾いて下さって。

 

・・・凄い。素晴らしすぎでございました

 

それから、ピアノの前に椅子を持ち寄って、

ずいぶんと長く、ピアノ談義、音楽談義。

 

「今夜は、思いがけずアフターアワーズで、盛り上がったわねえ」

 

と宮城先生。

 

そんな宮城先生は勿論、坂井紅介さん、大徳俊幸さん・・・僕が高校生の時から、当たり前のように知っているミュージシャン界の大、大、大先輩たち。

 

奇しくも、今夜、こんな一枚が。

 

「ほら、記念に写真とっておいたら?」

 

と言って下さった、ちょっと押しの強いママさん(笑)、

 

どうもありがとうございました

 

お陰様で、良い記念にもなりましたし、何よりも、めちゃめちゃ勉強になりました

 

楽しーっ!

 

ではー。



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