

ナタリー・ポートマンが製作し、主演を務めるアメリカ西部開拓時代の女性ドラマです。
物語の舞台は南北戦争直後のニューメキシコ周辺。ジェーンは夫と娘の三人で平穏な
毎日を送っていましたが、ある日、夫が銃弾を受けて瀕死の状態で戻ってきます。夫に
傷を負わせた悪名高きビショップ一家の手から家族を守るため、ジェーンは南北戦争の
英雄でかつての恋人ダンに助けを求め、自らも銃を取ります。少し長くなりましたが大体
こんな内容です。
ジェーン役をポートマン、悪漢ビショップ役をユアン・マクレガーが演じるほか、ジェーンの
夫役を「リトル・チルドレン」のノア・エメリッヒ、ジェーンのかつての恋人役を「ブラック・ス
キャンダル」のジョエル・エドガートンが演じています。監督は「ウォーリアー」「プライド&
グローリー」のギャビン・オコナー。
女性が主演する西部劇は決して珍しくはありませんが、ナタリー・ポートマンは新鮮な魅
力を出しています。もともとご贔屓女優さんの一人ですから少々点が甘いかも知れませ
んが、自身が製作者でもあることからその張り切りようが演技面からも伝わってきます。
監督の力量が少しばかり?で、ヒロインの過去と現在が交互に出てくる場面がぎこちな
いし、追い詰められて行く緊迫感の積み重ねが足りません。
とか文句を言いながら結構面白く見終わったのもナタリー・ポートマン主演ならでわだか
らでしょう。似てる題名の作品があるため損をしていますが、私は好きなポートマン映画
でした。